自分が考えた事なんて既に誰かがやってる。クリエイターの個性って何だ?って話


こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

今日はちょっと雑談。
自分が考えたことぐらいはすでに誰かがやっている、という話について。
なんだかネガティブな考え方になりそうなタイトルですが、
それだけでもないっていう話。



僕のブログが紹介されました

突然ですが、まずはお知らせからです。
僕のブログを紹介してくださったブログがあります。

heartleafkk.comの影山さんです。

ここ数日にわたって「バンドマン、DTMerにおすすめしたいブログ」を紹介されており、
うちのブログもその中に選んでいただいていました!
ありがとうございます!

※おそらくそのおかげで、ネット音楽界の有名人、こおろぎさん( @Kohrogi34 )からもTwitterフォローいただきました。

実はこういうのやりたかった

・・・で。
こういう、おススメ音楽ブログまとめ、みたいな記事、
いつかまとめて書いてみたいなー。と思っていたんです。実は。

結局、実行に移さなかったのは、
僕がそれほどたくさんの音楽ブログを知っているわけでもないこと、
いまは他の記事を書きたかった、ということ。
ボイトレがメインのブログなので、どこまで範囲を広げていいのか迷っていたこと。
そんなあたりで、結局まだ書いていなかった、という感じです。

そんな例って他にもあって。
僕はここ最近、ラジオ番組っぽいコンテンツができないかな、と思っていたんですね。
いちおうボイストレーナー名乗ってるので、歌のことについては勉強してるつもりなんですけど、
「しゃべり」についても勉強したほうがいいよな、と。
声を出す、という基本は一緒なので、応用が利くし、
世の中にはしゃべり専門のボイストレーナーさんもいらっしゃいますし。

それならいっそ、自分が「しゃべり」をやる場を考えて、
自分でやって、勉強していけばいいんじゃないかと。

そんなことで、ラジオ番組っぽいコンテンツをつくろうかなーとぼんやり考えていました。

これもまだ実現させたわけじゃないです。
コンテンツの内容をぼんやりとしか考えてないのと、
実際に作るにあたってどういう作業をしないといけないのか詰めきれてないのと。
そんなこんなでまだ実現していないわけなんです。

で、そんなことを考えていると、
フリーBGMアーティストのサウンドオルビスさんが、ラジオ番組を始めたというじゃありませんか。

しかも、しゃべり上手いし。
すげーなこの人。

べ、べつに悔しくなんかないんだからねっ!

なんかすごい悔しがってるみたいな見出しになりましたけどねw

いや、何もそれを悔しがってたり、先越されたーって思ってたりするわけじゃないんです。
あ、先越されたー、はちょっと思ってますけど。

というのも。
僕、SE(プログラマー)やってた時代からずっと思ってたんですけどね。
僕「ごとき」が考えてることなんて、だいたい世の中の誰かがすでに考えてるんですよ。

よく、「自分にしかできないことをやれ」みたいな言い方ってされるんですけど、
そんなにね、その人に「しか」できないことなんて、ないんです。

歌なら歌に特化してるすごい人っているし。
しゃべりならしゃべりに特化してるすごい人っているし。
音楽ですごいひとなんていっぱいいるし。

だから、今回の「先を越された」例にしても、
あーやっぱりみんな同じようなこと考えてるよね、
とドライに思っているだけなのです。

・・・ちょっとだけ悔しい気もしますけどねw
でもそれは「悔しい」というより、
煮詰まってなくても早いとこ実際に動いてコンテンツ作ればよかった、
というある種の後悔のようなものなんじゃないかと思います。

じゃあ個性ってなんだよ

その人に「しか」できないことなんてない、って書きましたけど。
じゃぁ、個性って何だろうっていう話。

先ほどの例に出てきた影山さんとか、サウンドオルビスさんについて。
僕より先にコンテンツを出した。
先陣切ってコンテンツを出してるから、誰も出したことない前衛的なモノなのか?

それは、違う。
「音楽ブログまとめ」なんて記事は、内容は違えど似たようなコンテンツは世の中にあるはずだし、
ネットラジオなんて、ずいぶん前からみんなやってきたことだし。

・・・これはお二人をディスっているのではなくって、
「コンテンツ」ってそういうものよね、ということが言いたいわけです。

「昔からあるものと同じ」部分を探そうと思えば、いくらでも探せるわけです。
ブログやらまとめサイトやらなんて世の中にいっぱいあるじゃないか、とか。
ネットラジオなんて芸能人やネットの先人たちがすでにやってるじゃないか、とか。

僕のブログだってそうです。
そもそも、ブログなんて誰でもやってるし。
ボイトレブログなんて、ずっと前々からやってる人、もっと専門的で詳しい人、もっと歌がうまいトレーナー、いくらでもいる。
ボイトレブログという「土俵」は、昔からある。

確かに、その「土俵」を作ったのは、過去の誰かさんです。
じゃあ、また別の新しい「土俵」をつくるのが偉いのか、というと、
それにしたって、隣の土俵を参考にして新しい「土俵」を作るんだから、結局それは「マネ」だよね、なんてことになる。
結局、何をやったって、過去のマネ、になってしまう。

土俵の上で歌って踊れ

ひるがえって、先ほどのお二人、影山さん、サウンドオルビスさんのコンテンツを見てみると。
面白いかどうかでいうと、「面白い」「興味深い」んですよ。
個性的か、と言われると、「個性的」なんですよ。

僕のブログ、自分ではあまり客観的に判断できてないかもしれませんが、
ある程度、「面白い」「個性的」な部分があるからこそ、
まとめ記事で取り上げてもらったり、ある程度アクセス数があったりするんだと思うのです。
ボイトレをメインにしながらDTMやってたり音楽理論やってるところって、確かにあんまり見かけないし。

「土俵」自体は、誰かが作ったもの。
その誰かが作った「土俵」の上でみんなが歌ったり踊ったりしてます。
その「歌」や「踊り」は、他の誰でもない、その人のものです。

最初はマネに見えるかもしれない。
「土俵」は昔からあるから、同じものに見えるかもしれない。
でも、その人の思想信条、哲学、育って来た環境、背景、経歴、手に入れたモノ・・・
それらが、どこかしらに反映されているならば、その表現(歌ったり踊ったり)は、その人本人のものであると言っていい。

さっき言ったことと完全に矛盾するけど、
その人に「しか」できないことなんてない、ことなんてない
自分なりの表現をしていれば、それは個性的な表現なんだと思うんです。

僕らは、積極的に作ろうと思う

あれ、なんかこんなこと書くつもりで書き始めたんだっけ。。
着地点がわかんなくなって来た。
ノンダイアトニック使いまくったり転調しまくったあげく、元のトニックに着地できなくなった、みたいなことですかね。
なんのこっちゃ。

いや、結局何が言いたいかというと。
僕もいずれ、似たようなコンテンツを作る可能性があります。ということです。
結局作らないかもしれないけど。

でもそれは、完全なる「マネ」ではなく、ある程度は僕の「個性」を入れ込んだものになるはずだし、
自分で「これなら、まあ、いいんじゃない?」と思えるものなら、きっと公開すると思います。

どんな分野でもそうなんだと思うんですけど、
「明らかにトンがってる」ものじゃないと意味がない、と思ってしまいがち。
なんだけど、とにかく自分なりのモノを出してみること。
それは必ず個性的であり得る、ということ。
この辺りは忘れてはいけないのかなと思います。

「とにかく作れ」というような言葉は、諸先輩方に言い古されてきた感じがあるけれど、結局はそういうことなんだと思う。
自分が「いいな」と思ったものを積極的に作ろう。

トンガリが足りなくて、誰にも刺さらないモノもある。
でも、数を集めて束にしてやれば、穴を開けることもできるかもしれない。

他人の土俵を借りたって構わない。
自分の腕で、自分の言葉で作ったモノなら、意味のないモノではない。
むしろ、そうやって踏み固められていく土俵があるかもしれない。
それでお互い高め合っていけるなら、それでいいと思うのです。

まとめ

まあ、要するに、自分がいいと思ったモノは迷わず積極的に作ろうよってなことです。
たぶん、エラい人達がさんざん言ってたことなんだと思うんですけど。

自分「ごとき」が考えてることなんて、世の中の誰かがすでに考えてるって、
ある意味ものすごくネガティブな真実だと思うんですけど、
逆に考えれば、カブって当たり前じゃん、と開き直れることでもあると思う。

完全なるパクリはもちろんナンセンスでダメだけど、
ある程度自分の頭で考えて、これは俺なりのモノができたぞ、というものであれば、
積極的に公開していけばいいんだと思う。

トンガりが足りなくても、刺さり方が多少ブザマでも、
刺す方向を変えれば打開できることもあるかもしれないし。

とにかく、つくれ

誰に言うでもなく、自分自身に言い聞かせてます。

それではまたー。

<追記>
そして、この記事を書いてからしばらくして、
実際にラジオコンテンツを作りました。
暇つぶしや、作業のお供に、聞いてみてください。

チャンネル登録もおねがいします!w

 

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