登場人物になりきれ!自分では思いつかないことを考える「モード」


こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

「いい詞を書く方法」シリーズ。
今回は、なりきる、というテーマです。

なりきる、というと、役者さんを思い浮かべるかもしれません。
ある役柄に「なりきる」仕事ですからね。

あるいは、モノマネを思い浮かべるでしょうか。
渡辺直美のビヨンセとか。
あれは完全に本人を真似しているというより、渡辺直美ナイズされてますが。

 

いずれにしても、この「なりきる」ということが、
歌詞を書くときの想像力の源泉になる場合があります。
今回はそんな話。



キャラに「なりきる」

なりきるって、何になりきるんだ?という話ですが。

たとえば、何かのアニメのテーマソングを作詞するとしましょう。
そうすると、やはりそのアニメの登場人物になりきって歌詞を書くのが一番自然かと思われます。

すると、そのキャラがどんな言葉使いなのか、
どんな思想を持って、どんな考え方をしそうなのか。
どんな世界に住んでいて、どういう行動をとりそうか。

頭の中でいいので、そのキャラを演じてみる必要があります。

キャラを考えてみること、演じてみることによって
歌詞に使うのに適した言葉を探し当てることができます。

・・・これはあくまで「登場人物」を想像すればいいので、主人公である必要はありません。
もちろん、主人公でもいいですけど。
もっと言うと、登場してない人物、でもいいです。
そのアニメの世界に登場「しそうな」キャラ、です。

例えば。古い例ですが、「デビルマン」の主題歌とか。

あれは誰だ 誰だ 誰だ
あれはデビル デビルマン デビルマン

これは、デビルマンが存在する世界の「誰か」の視点が描かれています。
デビルマンを目撃してしまった人になりきると、
「え、誰?あれ、誰?、、デ、デビルマンだ!」
となるわけです。
・・・なんでその人がデビルマンを知っているのかは謎ですが。

 

もうひとつ見ときますか。「宇宙戦艦ヤマト」

さらば 地球よ 旅立つ船は
宇宙戦艦ヤマト
宇宙の彼方 イスカンダルへ
運命背負い 今 飛び立つ
必ずここへ 帰ってくると
手を振る人に 笑顔で答え

こんな感じですね。

これはおそらく、宇宙戦艦ヤマトに乗ってる乗組員になりきって書かれていますね。
地球の人達の期待を背負って乗り込む乗組員の心情が、歌詞に現れています。

このように、実際に描こうとする世界の人に「なりきってみる」ことで、
その人の言葉を使うことができるわけです。

キャラを作り上げる

先ほどはアニメの主題歌を例にしたので、ある程度の世界観や登場人物などが決まっていて想像しやすいのですが。
とはいえ、みんながみんなアニソンを書くわけではないですよね。

そんな場合は、キャラをでっちあげるといいのではないでしょうか。

「でっち上げる」というと聞こえが悪いかもしれませんが、まあ、間違ってはない。

例えば、失恋してへこんでるような歌詞を書きたい、という場合。
実際に、失恋してへこんでるキャラを想像すればいいわけです。

女子高生、内気で、見た目もそんなに可愛いというわけでもなく、どこにでもいるような感じ。
ずっと好きだった人に勇気を出して告白したら、フられてショックを受ける。。。

そんな感じ。

キャラ設定を考えるのが面倒くさければ。
いっそ、自分が失恋した、という妄想にしてみましょう。
自分が失恋した「モード」になればいいわけです。

過去の失恋を思い出してもいいかもしれません。
何かのドラマや映画で見た失恋シーンを思い浮かべてもいいかもしれません。
とにかく、自分が、いま、失恋したんだ!という「モード」になることで
失恋した時の気持ちが言葉になって出てきやすくなると思います。

失恋に限らず。
悲しい思いをしている「モード」になったり
世界を救うヒーロー「モード」になったり
ライブ会場で盛り上がってる「モード」になったり。

書きたい方向性の「モード」になることで、
その感情の時にしか思いつかない言葉を引き出しやすくなります。

まとめ

ということで、なりきる、モードになる、という話でした。

歌詞を書いていて、次の言葉が思いつかない!などとなった時は、
いったん落ち着いて、登場人物に「なりきって」考えてみると、
頭の中のキャラクターが勝手にしゃべってくれることもあります。

普段の自分とは違う自分になることで、
新たな言葉を発見できるかもしれません。

それではまたー。


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