ハサミ男

俺はハサミ男
俺の刃は誰よりも鋭くて
どんな物だって切れる

アイツのはさみなんて
どうせなまくらなんだから
俺のはさみにかかれば
一瞬でバラバラさ

鋭い眼光、頭もキレる
切れ味なら誰にも負けたことないのさ
毎日砥石で手入れしてるから
いつだってピカピカ

 

昨日はアイツが
勝負を切り出してきたから
軽く一切りしてやった

いつも生意気ばかりだから
堪忍袋の緒が切れたのさ
負けたアイツの捨て台詞も
背中で切り捨ててやった

鋭い閃光、しのぎを削る
アイツの刃が大きく欠け落ちたのさ
ずいぶん傷つけちまったけど
いい気味じゃないか

 

でも
俺のはさみも少し傷んだ
傷ついたのはアイツだけじゃないみたい
相手を傷つけたその時は
自分も傷ついてるんだ

鋭い痛み、気づいた気持ち
傷つけあうのはやっぱり痛いんだ
アイツはやっぱり生意気だけど
やさしくしようと割り切れる

柔らかい眼差し、頭もキレる
優しさなら誰にも負けないようにしよう
生意気なアイツとも話し合って
磨きあっていこう


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