答えをすぐに教えていいの?きちんと考えさせる教え方のコツ


こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

「教える」技術を考えるシリーズ。
今回は、答えをすぐに教えていいのか、という話題です。

よく、
すぐに答えを教えてしまうと、考えない人になってしまう、
という意見を聞いたりしますが、
それはほんとなの?ということで。



すぐに答えを教えてはいけなさそうなパターン

例えば。
小学生が算数の問題を解いているとして。

1+1=・・・と考えている時に、
横から先生やら親やらが「2でしょ!」と言ったりする。
次、2+3=・・・
「5でしょ!」と間髪入れずに教えたとする。

これは、どうも良くなさそうですね。
教える側がイラついてるだけで、
そんなに答えばかり先に先に言ってしまっても、ということです。

こういう例は案外よくあるもので。
新人社員が書類を作っている横で、
「何してる!そこはこうするんだよ!」と言ってしまうこと、
経験された方もいるのではないでしょうか。

得てして、初心者の人に教える場合、
教える側はすぐにできることなので、
初心者の手間取った様子にイラついてしまうことがあります。
で、我慢できずに安易に答えを教えてしまう。

これが「答えをすぐに教えてはいけない」
と言われる要因ではないかと思います。

答えを教えたほうが良さそうなパターン

逆に、答えを教えてあげれば?と思われるパターン。

例えば、小学生が
2+3=・・・6だ!
と答えたときに。
「違う。もっかい考え直して」
とだけ言ったとすると。

「え・・・(涙目」
となりますよね。

これもよくあるパターンで、
新人社員が書類を作ってきて、
「間違ってるよ。作り直し」
とだけ言い捨ててしまうと。

そもそも何が間違っているかわからないし、
それを見直したり、考え直したりするのに時間がかかる。

この「考え直す」という時間に意味がある、
と思っている人も多いのですが。
「考え直す」ことに意味はないと僕は思っています。

なぜなら、すでに「考えた」結果、間違ったわけです。
もう一度考えたところで、基本的には同じ答えに到達するはずです。
もちろん、考え直した結果、間違えたところに気づくことはあります。
ありますが、正しい考え方を教えてもらえれば、
間違った考え方と正しい考え方の差分がわかるはずです。

なので、答えが分かっていることに関しては、
「もう一度考え直す」というのは意味がないと考えられます。

意味がないことに時間を費やすのは時間の無駄ですよね。
もっと効率よく学んで、新しいことをどんどん吸収した方が良いです。

答えを教える、良いタイミング

上の2つの例から考えると、

  • 生徒側が試行錯誤しているときは見守ってあげる
  • 間違った場合、全然わからない場合は答えを教えてあげる

というのが良さそうですね。

試行錯誤は見守る

「試行錯誤しているとき」というのは、
一度教わったことを実践している時です。
いわゆる体に覚え込ませようとしている状況です。

このタイミングで急に答えを言われたりすると、
今考えている最中なのに・・・となりますよね。

教えてもらった内容を実践しているとき、
あるいは教える側から「実践してみましょうか」と提案して実践してもらっている時
なんかは、安易に答えを教えたりしない方が良いでしょう。

もちろん、どうしても時間が限られている場合もありますので、
その場合は仕方ないとして。

間違った場合は答えを教える

実践した結果、答えが間違っていた場合、
あるいは制限時間が来てもわからなかった場合、
そこは素直に答えを教えてあげるのがよさそうです。

ただし、答えそのものを伝えるだけではなく、
どうやったらその答えにたどりつくのかを伝えるのが良いです。

大事なのは、答えを知ること、ではなく、
自分の考え方のどこを修正すれば答えにたどりつくかを知ることです。

間違った場合やわからなかった場合は
考え方が間違っているために間違える、わからない、となるわけなので、
一番いいのは、どう考えて答えを導こうとしたのかを聞いて、
その考え方はここが間違ってるぞ、というのを伝えることです。

答えを教えるだけなら簡単

教えている側としては、
答えを教えるだけなら簡単なわけです。
でも、それでは生徒側が成長していけません。

生徒が実践しているときは我慢して見守ってみたり、
間違ったときは、考え方がどう間違っているのかを分析してみたり、
手間のかかることをやらないといけませんが、
それが教える側の仕事、というものです。

ボイトレの現場でも、たまに
「今の違う!やり直し!」としか言ってくれない先生がいる、
という話をよく聞いたりもするのですが、
いわゆる「スパルタ」的な教育でしょうか。。。

あれ、あんまり効率良くないだろうなー、と僕は思っています。
生徒側は、わけわからず何度もやるわけですからね。
やっているうちにわかってくることもありますが、
それならそれを最初から教えてあげたほうが早いです。
体に定着させるのは、理屈が分かってから繰り返し練習すればいい話ですので。

ということで、僕の見解は
教える側が楽をするのは違うということです。

まとめ

ということで、答えをすぐに教えていいのか、という話でした。

場面によって、答えを教えてあげるかどうかを見極めて、
答えを出すにしても、その考え方も含めて教えてあげる。

手間はかかりますが、結局効率がいい、
そういうやり方を採るのが良いと思います。

それではまたー。


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