トヨタ式「なぜなぜ分析」で良い点、悪い点を分解して分析するクセを付けると、自分の歌の成長につながる


こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

今回は、自分の歌の良い点、悪い点を「分解」して分析するクセを付けようぜ、という話です。



自分の歌の良い点、悪い点

歌でもなんでもそうなんですが、
なにかを成長させたいときにまず必要なことって、
何が良かったか、何が悪かったかを洗い出すということだと思うのです。

たとえば、
・ここは音程が外れた
・ここはリズムがずれた
・声がきれいじゃない
・なんとなくカッコ悪い
とか。

逆に、
・いつも音程が外れるけど今回はできた!
・すごくノリよく歌えた!
・きれいな声が響いた!
・なんとなくカッコイイ!
とか。

まずは、歌ってみる。
その「結果」はどうだったのかを客観的に見てみる、聞いてみる。
それをするのがまず第一歩です。

客観的に聞く、ということに関しては、
こんな記事も書いてました。

42.歌が上手くなるために自分の歌を客観的に聞こう!

客観的に聞いた「結果」を分析する

で、良い点、悪い点が見えてきたところで、
次のステップとして
なぜ良かった or 悪かったのかということと
より具体的にどういうことかを分析しないといけません。

例えば、
「ここは音程が外れたなー」という場合。

「なぜ、音程が外れたのですか?」という問いかけをしてみます。

メロディラインが難しかったからでしょうか。
苦手な高音だったからでしょうか。
低すぎる低音だったからでしょうか。
なんでもないところなのに失敗しただけでしょうか。

場合によっていろんな原因があると思いますが、
いずれにしても、なぜなのかを考える必要があります。

そして、「より具体的にどういうことか」考えていくと。

たとえば、メロディが難しいから、という原因に対して、
より具体的に、どういうメロディだったから難しいのか、を考えます。

すると、
低音から一気に高音に上がるから、とか
ずっと高音が続いてしんどいから、とか
段階的に音程が落ちていってバランスを崩しやすい、とか
調が変わって音程が取りにくい、とか
より具体的な原因が出てくる可能性があります。

これ、よく「トヨタ式」と呼ばれる方法論で取り上げられるのですが、
トヨタが考えた「カイゼン」方法の一環で、
「なぜ」という問いを5回繰り返せば根本原因がわかる
と言われているものに近いです。

「5回」かどうかは必ずしも守らなくていいかもしれませんが、
「なぜ音程が外れたの?」→「メロディが難しいから」
→「なぜ難しいの?」→「音程が急に上がるから」
→「なぜ急に上がると難しいの?」→「喉周りの筋肉を急激に動かす必要があるから」

というように考えていくと、
じゃぁ、低音から高音に移動する際の喉の動きを、
まずはゆっくりでいいから練習してみようよ、
ということになります。

歌を教える時もより具体的に

僕のようにボイストレーニングをしていると、
生徒さんの歌を聞いて
「なんとなくカッコ悪いな・・・」と感じることがあります。

「なにが」というわけではなく、
「なんとなくカッコ悪い」んです。

で、こういう時によくされるのが
「もっと感情をこめて!」という言い方。

伝える側としては、そうとしか言いようがないことがあるのですが、
それをストレートに「感情をこめて!」と言ったところで、
なんのこっちゃわかりません。
もし僕が生徒だとしたら、たぶんそう言われても困るし。

「あ、感情がこもってないように聞こえるのか!」
という気づきにはなりますが、
その程度だったら自分で録音して聞いても分かりそうなもんで。

僕としてはもう一歩踏み込んで、
「息多めで優しい声でいこうよ」とか
「しっかり声張って情熱的にいこうよ」とか
「区切るとこちゃんと区切って、ハネる感じで、踊り出しそうに」とか。

同じ「感情を込める」でも、
具体的にどんな声で、どうやったらその声が出せるかという説明もするようにしてます。

具体的なイメージが成功の鍵

今のは教える側としての話でしたが、
歌を歌う側としても同じです。

あなたが「カッコよく歌いたい!」と思ったとして。

実際に歌ってみて、どうだったのか。
どこがカッコよくて、
どこがカッコ悪かったのか。

なぜそれがカッコいいのか、カッコ悪いのか。
どういう声を出せばカッコよくなるのか。

ひとつひとつを検証して、それらをつぶしていけば、
いつか「カッコいい」歌になっていくはずです。

まとめ

ということで、いい点、悪い点を分析しよう、という話でした。

「なぜ?」を繰り返して深掘りしていくこと。
そうすれば根本原因がわかり、
解決策を考えることができます。

歌が上手くなるための考え方です。

それではまたー。


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