【歌声解説】BUMP OF CHICKEN 藤原基央さんの歌い方、歌唱力を解説


こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

今回は、BUMP OF CHICKENの藤原基央さんの歌唱力を解説してみようと思います。

藤原基央さん。
ふじわらもとおさんです。

「天体観測」で一気にブレイクしてから、人気バンドとなったBUMP OF CHICKEN。
僕もわりとメジャー初期の頃から好きなアーティストです。

そんなBUMP OF CHICKENの歌声解説。



Butterfly

では、さっそく聞いてみましょう。
BUMP OF CHICKEN「Butterfly」

BUMP OF CHICKEN 藤原基央さんの歌唱力1 独特なしゃくり

例えば、出だしのフレーズ。
「誰にも聞こえない悲鳴が うちが『わ』で響く」

この『わ』で少し急な音程変化があるのですが、
これをじわっと音程を上げるように歌う。
基央さんの特徴のひとつです。

また、1:42あたりからのサビ
「明日生まれ変『わ』ったって」
も同じような感じです。

いわゆる「しゃくり上げ」ですね。
あるいは単に「しゃくり」とも呼びます。

しゃくり上げ、というのは、テクニックとして使える反面、
下手に入れると、クセが強すぎて嫌われてしまいます。
が、上手く入れると、良い意味で特徴的になります。

どれぐらいの速度で音程が上がっていくのか、
どの音程から始まって、どの音程で終わるのか。
確認しながらやりましょう。

しゃくりについては、こちらの記事も参考に。
テクニックを身につけ歌唱力を上げよう!しゃくり編

BUMP OF CHICKEN 藤原基央さんの歌唱力2 アクセントの当て方

もうひとつの特徴として、
勢いをつけた発音、というのがあると思っています。

先ほど出てきた「わ」もそうですし、
1:00あたりから始まるフレーズ
「いつか知った誰かの言葉 重い鎧のように」
の『よ』の発音。

ちょっと勢いをつけて発音しているのがわかりますか?

わざとらしく書くと、
「うちが『ふわ』で響く」
とか
「重い『ひよ』ろいの『ぃよ』うに」
とか。

すこしだけ出だしに息をかぶせることによって
勢いをつけて発音をしています。

これによって、小気味のよいアクセントが生まれることになります。

ちょっとやってみました。
「重い鎧のように」の部分。

 

前半が普通に歌った場合。後半はちょっとだけ勢いをつけている感じです。
微妙な違いですが、すこし勢いが付いているかと。

いずれにしても、所々でこうしたアクセントを当ててくるので
小気味よく歌っている感じが出てくるのです。

BUMP OF CHICKEN 藤原基央さんの歌唱力3 フェイク好き

BUMP OF CHICKENはフェイク好きです。
短いものから長いものまで、
ウォーとかイェーとか、だいたいの曲に入ってるんじゃないかぐらいのイメージがあります。

例えば2:09あたりからのサビの終わり際のフレーズ。
「本当はちゃんと知っているずっと」の後。

ウォーウォーウォーウォー。
ですね。
こんな感じで、通常の歌からフェイクにつながることも多いです。

で、先ほどからあげている2点、
しゃくり、と、アクセント。
これを使って、フェイクも小気味よく聞こえます。

フェイクがいい感じに聞こえるからこういう歌い方になったのか、
こういう歌い方だからフェイクを多用するようになったのか、
どちらかはわかりませんが。

いずれにしても、フェイクと相性のいい歌い方なんだと思います。
特に、こうしたロックバンドのフェイクは
リズミカルでかつ勢いがつくものが欲しいので。

バンプを歌うなら、フェイクをカッコよく歌いたいものです。

余談:僕とバンプとの出会い

僕のBUMP OF CHICKENとの出会いは、高校生の頃。
まだそれほど有名ではなかったBUMP OF CHICKENのCDを、
音楽好きな友達が買ってきて聞かせてきた、というのが最初でした。

爆発的に有名になった「天体観測」がリリースされるもう少し前。
「ダイヤモンド」というシングル曲。
メジャーデビュー曲だったはずです。

僕の友達は「ダイヤモンド」がいい、と言ってましたが、
僕はカップリングだった「ラフメイカー」の方が気に入っていました。
やたらとメッセージ性の強い物語を書いてくる人だなと思って、
なんとなくは気になっていたアーティストでした。

「天体観測」を期に、まさかあそこまで売れるとは。

最近は、ずいぶんエレクトリックなアレンジになってきて
あのころのバンプとはかなり変わってきたように思いますが、
それでもキャッチーなメロディと基央さんの歌声は
今聞いても、なんだかいいな、と思わせてくれます。

・・・あ、僕の語りはどうでもいいですかね。

ちなみに、「ラフメイカー」はこちらのアルバムに入ってます。

 

「天体観測」と「ダイヤモンド」はこちら。

まとめ

ということで、BUMP OF CHICKENの歌声解説でした。

独特のしゃくりと発音で、
リズミカルに、勢いをつけながら歌う感じ。

バンプは、ものすごく高い音、というのはあまり出てこないので、
そういう意味では高音を気にせずに練習できるいい曲なんだと思います。

特にフェイクをカッコよく歌えっ!

それではまたー。


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