【歌声解説】家入レオさんの歌い方、歌唱力を解説


こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

今回は、家入レオさんを取り上げてみたいと思います。

家入レオさん、なんか急に出てきた感じがあって
いまだにナニモノなんだろうって思ってます。

デビュー曲が「サブリナ」というタイトルだったんですが、
「サブリナって誰なんだろう」と思うのと同時に
「歌ってる家入レオって誰なんだろう」とも思って、
同時にわからない人物が2人も出てきた。
大変。

Wikipediaで見てみても、
デビューした後の経歴ぐらいしか書いてないので
ちょっとしたエピソードから、なんとなくこんな人なのか、
と想像するぐらいしかできないという。

謎めいた魅力を秘めた女性シンガーソングライター
そんな家入レオさんの歌声解説。



僕たちの未来

では聞いてみます。
家入レオ「僕たちの未来」

家入レオさんの歌唱力1 地声でも高い

家入レオさんの歌唱力。
まずは、高音の魅力から。

動画がショートバージョンなので、すぐにサビですが。
0:03あたりのサビのフレーズ「『繋が』っていく」

『繋が』の音がhiD#です。
高いですね。
(音名hiD#が分からない人はこちらへどうぞ

高音が、すんなり出てくる気持ちよさ。
特にサビのパートは高音が多いのですが、
そこがスコーンと抜け出てくるというか、
朗々と響いてくる感じ。

歌ってて気持ちいいんだろうな、と想像するものですが、
そうやって想像している聞き手側も、想像することが気持ちいいのです。

なかなか、カラオケなどでここまでの高音がすんなり出るのは難しいですが、
挑戦してみたくなりますよね。
声が頭から抜け出てくるイメージで。

高音に関しては、こんな記事も参考にどうぞ。
高い声が出したい!高音を発声するコツ
高音が安定しない人のためのトレーニング!裏声も地声も鍛えよう

家入レオさんの歌唱力2 一瞬抜く声

これを歌唱力の話として出すのも、細かすぎる気はしますが。。
ちょっと気になったので書くことにします。

0:07あたりからのフレーズ
「僕たちは隣にいる『よ』」
の最後の『よ』。

ここだけ、少し柔らかめの発音をしていますね。

どちらかというと、AメロBメロで出しているような
少し落ち着いた声です。

サビのフレーズが続いていて、
声を張ってしっかりと歌ってきたところに、
急にここだけ優しさが出てくるという。
「緊張からの緩和」というやつですね。
笑いの基本やで!

いや、笑いは関係ないですけど、
音楽でも大事な話です。
「緊張」の雰囲気を出しつつ、
急にどこかで「緩和」の雰囲気を出すと
この差が快感につながるという。

「隣にいるよ」という呼びかけのフレーズだけ優しく歌うことで
いままで頑張って歌ってきたところで
ふっと優しさが沁みてくるように感じる。

ほんのちょっとしたニュアンスの違いですが、
この差を出すことができるのが家入さんの良いところのひとつかと。

しっかりと、張る声も出せるし、優しい声も出せる、
両方ができるからこそ、「緊張と緩和」ができる。
そういうわけです。

家入レオさんの歌唱力3 おぼこさ

ちょっと、昔の曲も聞いてみましょう。
家入レオ「サブリナ」

 

どうでしょうか。
デビュー曲とは思えないぐらい斬新な曲、堂々とした歌いっぷりですが。

僕がこの曲を始めて聞いたのは
どこかのお店でかかってたのを偶然聞いた時だったかと。
・・・餃子の王将だった気がしますw

その当時、僕はあまり気づいてなかった、
というか、そこまで真剣に聞けてなかったんですが。

この歌い方、ちょっと「おぼこい」ところがあると思いませんか?

「おぼこい」というのは、関西弁ですかね。
標準語に訳すと「幼い」ぐらいの意味でしょうか。
幼いというか、大人になりきれていない感じというか。

まぁ、当時18歳、19歳ぐらい、のはず。
なので、当然と言えば当然なんですけどね。

発音の崩し方が、やはり少し、幼い。

家入レオさんがデビューしてから初期の頃は、
こうした、ちょっとロックな感じの
カッコいい?つっぱった?曲が多かったイメージがあるんですが、

最近は、冒頭に挙げた「僕たちの未来」のような
未来に向かって頑張ろうよ!的な曲が多い気がしています。
僕の勝手なイメージかしら。。

無理やり崩してカッコつけて歌う「ロックな」曲よりも
素直に声を張って高らかに歌う曲の方が
声としては合ってるんじゃないかな。
と、僕としては思うのですが、いかがでしょうか。

歌唱力があるのは間違いないので、
ロックっぽく歌うテクニック、
発音の崩し方や、声の歪ませ方など、
それらしいテクニックを乗せればよりかっこよくなると思いますが。

それを目指すより、いまの歌い方の方が
きれいに声が通っているのでいいんじゃないかと思います。

「自分に合った曲」を歌うのって、大事。

家入レオさんの歌声を例えると

家入レオさんの歌声を何かに例えてみようのコーナーです。

「若いライオン」です。
レオだけにな!

基本的な発声はしっかりされている印象があります。
ポテンシャルがとても高い。
ライオンも一緒。基本能力が高いから、すごい強い。

でも若いから、たまには狩りに失敗することもあって。
経験とかテクニックとか、足りない部分もあるけれど。
でも、自分が活きるフィールドが見つかれば
そこでしっかりと生きていける。

そんな感じです。

まとめ

ということで、家入レオさんの歌声解説でした。

ちなみに、ライオンはメスの方が狩りをしますからね。
オスは仕事をしないので、メスの方が強いイメージがありますが、
オスはオスで、群れのトップになるために
オス同士で争うこともあるわけで、
オスはオスで強くないとやっぱり生きていけないので、
オスはオスで強いわけなのですが。

・・・ん、ライオンの話はいいか。

歌のポテンシャルは高いけれど、
これからもいろいろ伸びそうな気がする。
そんな可能性のある若手シンガーさんじゃないかな、と。

いまだに僕の中では「謎の人物」ではあるけれど、
その「謎さ」が魅力のひとつなのかもしれない。

ちょっとずつ「謎」が解明されていくことを期待しましょう。

それではまたー。


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