【歌声解説】三浦大知さんの歌い方、歌唱力を解説


こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

今回は、三浦大知さんを取り上げてみたいと思います。
メッセージにて記事リクエストいただきました。
ありがとうございます。

三浦大知さんといえば。
小学生の頃に「Folder」のボーカルとして活動し、
その後、しばらくの充電期間を経て、
再び活動を再開し、
その歌唱力とダンスの切れが話題となっています。

安室奈美恵さんやSPEEDなどを輩出した
沖縄アクターズスクール出身です。

ダンスの振り付けも自分でやっているそうで、
歌も、ダンスもできるパフォーマー。

そんな三浦大知さんの歌声解説。



EXCITE

では聞いてみましょう。
三浦大知「EXCITE」

三浦大知さんの歌唱力1 若さを感じる声

カッコよく、大人な感じの曲なんですが、
三浦大知さん自身の声が、少し若さを感じる声だなと思いました。

例えば。
0:16ぐらいからの出だし
「I don’t wanna know 下手な真実なら」

特に後半の日本語のところ、かなり低めです。
最低音がmid1B、かな。
(mid1Bなどの音名が分からない方はこちらの説明をどうぞ)

確かに男声にとってはちょっと出しにくくなるぐらいの音程ですが、
かなり抑え気味に、慎重に歌っています。

そこから進んで、0:29あたりからのBメロのフレーズ
「止まらない 感じるこの予感は」
以降、高めの音程が続いていきます。

口の奥ではなく、前の方で響かせているような、
鼻先に声を響かせているイメージの声。
カン高さも含んだ声の出し方をされています。

あと、0:57あたりからの
「I’m on the mission right 『now』」
の『now』だけが少し響きが変わっている様子とか。

低音よりも高音の方が得意そうな感じとか、
響かせ方を変えて、より爆発的に声を発声させる感じとか。
このあたりが若さを感じさせる要因かなと思います。

大人っぽくじっくりと歌うだけではなく、
はつらつとした響かせ方を効かせることで
アクセントが付いて印象に残る、という感じでしょうか。

三浦大知さんの歌唱力2 発音の崩れ

先ほどの「若さ」の話にも通じるのですが。
すこしだけ発音が崩れてる部分が見受けられます。
ほんとに微妙に、ですけど。

例えば。0:30あたりのBメロのフレーズ。
「止まら『な』い 感じるこの予『か』んは」

『な』の発音、子音の「n」を発音した後の母音「a」が開ききっていないとか。
『か』の発音が「きゃ」っぽくなっていたりとか。

おそらく、崩してる、のではなく、崩れてる、だと思うのですが。
この崩れ方も三浦大知さんの歌い方の特徴のひとつだと思います。

これによって、若さ、というか、幼さも少し感じる歌い方に。

別に、これは批判やあら捜しをしているわけではなく。
この曲に、三浦大知さんの「幼さ」も乗っかってきて
いい味を生み出しているんじゃないかと思います。

あまりに崩れすぎていたら、ただ単に「下手に聞こえる」なんですが、
よく聞くと少し崩れてるよね、レベルなので、
「特徴」として歌の中で活きてくるものになるわけですね。

三浦大知さんの歌唱力3 重ためのしゃくり

重たいしゃくり、というタイトルですが。

0:43あたりからのサビ
「EXCITE EXCITE」
このフレーズです。

この、「エキ『サ』イト」の『サ』のしゃくり上げ方。
mid2F#からmid2G#に持ち上げるんですが。

低い方の音程(mid2F#)を出している時間が少し長めで、
じっくりしゃくり上げる感じになっています。
これによって、独特の印象を与えるサビのフレーズになっています。

このフレーズ、なんだか難しくて、
あまりしゃくり上げの時間を短くすると、
細かい音程変化を短い時間でやらないといけないので難しい。

逆に、しゃくり上げの時間を長く取るにしても、
そもそもあまり時間のないフレーズなので、それも難しい。

そこら辺のバランスで、一番ちょうどいいところを探った結果が、
この「EXCITE」のフレーズなんじゃないかと思います。

三浦大知さんの歌唱力4 ダンスしながら!

で、結局、
三浦大知さんの何がすごいって。
ダンスしながら歌えちゃうことなんだと思います。

上で挙げていた「EXCITE」なんかは、MVなので、
たぶん歌とダンスは別撮りなんですけど。
なので、両方ともやってる映像を見てみたいと思います。

 

ダンスしながら歌う三浦大知。

僕は、ダンスは専門外ですが、
それでもこの映像を見て思うこととして。

これだけ動きながら、歌声が安定してるのがスゴイ。
途中、サビのあたりでは少し苦しそうですが、
そりゃぁ、そこで声は伸ばせないですよ。

ただ、音程がほぼブレないのがスゴイ。
だいたい、息が上がったりしてくると
うまく息のコントロールができなくなって
変な音程で声が出ることが増えてしまいます。

また、体を動かすことで、体が揺れている状態で声を出す必要があり、
着地時などに声が揺れたりするハズなんですが、
ほとんどそれが見られない。
上手く衝撃を吸収してるんだと思います。

・・・見入ってしまいますね。

三浦大知さんの歌声を例えると

三浦大知さんの歌声を何かに例えてみようのコーナーです。

「カツオ」ですかね。

歌ってるときもずっとダンスしてるので、
なんか、動き続けないとダメなんかな、と思うぐらい。

カツオも、泳ぎ続けていないと呼吸ができないので
寝ている間も泳いでるらしいです。
呼吸をするために、ずっと泳いでる。

なので、この人も、動くのをやめたら死んでしまうのかも。
・・・それは言い過ぎかもしれませんが、
呼吸をするためにダンスしてるんじゃないか、ぐらいの。
だから、ダンスしてもちゃんと呼吸して歌えるんだ。
そうにちがいない。

三浦大知はエラ呼吸、という結論です(違

まとめ

ということで、三浦大知さんの歌声解説でした。

若い声も織り交ぜながら、
ダンスを見せつつ歌も安定する。

基本的な音程の安定感はもちろん、
ダンスをやっているだけにリズム感は十二分。
声の出し方も低音、高音でうまく使い分けて
難しいフレーズもうまく工夫してカバーする。

・・・ちょっとなかなかすごいですね。

そんなわけで、注目株の三浦大知さん、
これからも目が離せないですね。

それではまたー。


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