【歌声解説】清水翔太さんの歌い方、歌唱力を解説 編集


こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

今回は、清水翔太さんを取り上げてみたいと思います。

若い世代を中心に人気の高いシンガーさんです。
僕のレッスンでも、20代の男子は清水翔太さんの曲を持ってくることが多いです。

そんな清水翔太さんの歌声解説。



DREAM

それでは早速聞いてみます。
清水翔太「DREAM」

清水翔太さんの歌唱力1 低音から高音のスムーズな移動

サビから始まる曲なので、
音程が高いところから始まっていますが。

「君がいるなら どん『な』夢も」
この『な』が最高音だと思います。
mid2G#ですね。(音名mid2G3の説明はこちら

男性にとってはそこそこの高い音ですが。

清水翔太さんの歌唱力のポイントは
低めの音程と高い音程の声の質感が大きく変わらない
ことが一つのポイントだと思います。

いや、変わってはいるんですよ。
変わってはいるんですが、劇的に変わってるほどではないと。

特に最高音mid2G#あたりを出す際には
力みが入って、そこだけ音量が上がってしまったり
その音だけ質感が変わって鋭い音になったり、
というのがよくあるんですが。

清水翔太さんの場合だと
突出した変化をさせないように、
うまくコントロールしてなめらかに歌っています。

高音をうまくコントロールしたい!という方は
こちらの記事も参考にどうぞ。
高音が安定しない人のためのトレーニング!裏声も地声も鍛えよう
高い声が出したい!高音を発声するコツ

清水翔太さんの歌唱力2 後ろノリのリズム

後ろノリのリズムを使うのも、清水翔太さんの特徴のひとつ。
「後ろノリ」ってなんやねんという話ですが。

0:52あたりからのフレーズ
「当たり前の日常が ただ淡々と流『れてった』」
ここ。最後の『れてった』が微妙にズレています。

その次の「Fly…Fyl…」というところも
少しだけズレています。

ほんとに「少し」なので、
間違っているぞ!というレベルではなく、「ん?」となるぐらいのレベル。
清水翔太さんはこういうズラし方をよくやります。
ライブ映像なんかを見ると、ズラしすぎてちょっと、、と思うときもありますが。

ちょっとやってみました。
特に「流れ『て』った」のずれがわかりやすいかと。
前半がズラさずに、後半がズラして歌った版です。

こんな感じで、普通に歌うと普通なんですが、
少しズラすことで「おっ」という印象を与えます。

大事なのは、ずらした後に、元のリズムに戻ってくるということです。
キッチリ戻ってこれないと、ただ単にミスった、という印象になりますので。

清水翔太さんの歌唱力3 早口でも崩れない

清水翔太さんの曲は、言葉を詰め込んで早口になるフレーズが多いです。

例えば、1:20あたりのフレーズ
「どんなに『ボロボロに』」
「『ただ君と』一緒に」
などなど。

こういう早口なフレーズをはっきりとキッチリと歌えていることが
リズム感良く聞こえる要因のひとつです。

特に母音を意識して、はっきりと発音してあげないと
「ボrボrに」という感じになります。

また、いわゆるハネているリズムです。
スイング、シャッフルと言われるリズム。
8分 + 16分の細かい刻みのシャッフルですが、
うまく「ハネている」ように歌いたいところです。

発音があいまいだと、うまく「ハネている」感じになりません。
発音、リズム感、両面から気を付けないといけないところですね。

発音に関してはこちらの記事もどうぞ。
日本語の発音は大丈夫?日本語の歌詞こそきれいに発音しよう
発音、発声をきれいにする!毎日でもできる舌のトレーニング

まとめ

ということで、清水翔太さんの歌声解説でした。

高い音程も無理なく出せる、
リズム感良く発音ができる、
若手シンガーとして歌唱力を評価される歌手の一人です。

僕が個人的に気になる点としては、
「マ」行とか「ナ」行が少しこもり気味、というか
鼻声になりすぎなところがあるのが気になるぐらいでしょうか。
発音が奥にこもりがちなんだと思います。

でも、いろんなジャンルの音楽を歌って、
次々と新しい音楽を開拓していっているようですよ。
例えば、こんな曲。

ボコーダーをかなり効かせて、デジタルな方向性に。
こういう音楽性もたまにはアリなのかと思います。

若手、といいつつ、もう数年すれば30代ですからね。
中堅の域にも入ってくるかとは思いますが、
これからも成長、進化して行かれることと思いますので
注目したいシンガーですね。

それではまたー。


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