【歌声解説】SHISHAMO(ししゃも)宮崎朝子さんの歌唱力を解説


こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

歌声解説シリーズ。
今回はSHISHAMOです。

いま勢いのある女子3ピースバンド。
いろんなタイアップもついて、
なにかのタイミングで聞いたことのある方も多いはず。

ちなみに、ししゃもは感じで「柳葉魚」って書きます。
昔のバンド名は漢字だったらしいですよ。

そんなSHISHAMO宮崎朝子さんの歌声解説。



SHISHAMO「明日も」

では聞いてみましょう。
SHISHAMO「明日も」

SHISHAMO宮崎朝子さんの歌唱力1 息を抜いた柔らかい声

SHISHAMO宮崎さんの声、息を抜いたような柔らかめの声に聞こえます。

僕、もともとSHISHAMOをなんとなくでしか聞いたことがなかったので、
この曲、もっと元気よく歌っているイメージがあったのですが。

よく聞いてみると、サビの一番アクセントが来ているところでも、
もう少しアタックがあってもいいんじゃないか、ぐらいの声。

これは歌い方としてそうなっているのか、
コンプレッサー等のエフェクトでそうなっているのか、
やや判断が難しいところですが。
おそらく、両方が相まってそんな声に聞こえているのかと。

いずれにせよ、ちょっと細いな、という印象の声を、
こういう元気のある曲にぶつけることで、
「華奢な女の子が、頑張って歌ってる」みたいな
少しアンバランスな印象を与えているように感じます。

それが、この曲、あるいはSHISHAMOの楽曲全体的に
「等身大の女の子」っぽさを与えている要因の一つな気がします。

逆に、もしも
「確かにそこだよね」というところにがっちりアクセントが当たって
イケイケで歌いこなされていたりすると、
「すごく完成されたもの」のような感じがして
「いつもの私」「一般のわれわれ」と少しかけ離れた印象を与えてしまうかも。

SHISHAMO宮崎朝子さんの歌唱力2 緊張感を逃がすフォール

フォール、多用しますね。
滑らかに音程を落とす歌い方。

例えば、
0:28あたりAメロのフレーズ「月火水木『金』」
0:29あたりおなじくAメロ「不安が僕『を』占めてしまう」
1:31あたりのサビのフレーズ「『い』た『く』て『な』きたいときもある」

いずれも、次の低い音程につなげるために
その音に向かって落ちていくのですが。

すべてのフレーズでフォールするのかというとそうでもなく、
全部フォールせずまっすぐ歌ってるかというとそうでもない。

全部ストレートで歌ってしまうと、
全体的に「ハッキリ」しすぎてしまうのかと思われるのですが、
ところどころにフォールを混ぜることで
うまくアクセントが付いて、飽きずに聞きやすくなっているのだと思います。

フォールってなんやねん、
というかたはこちらもどうぞ。

22.テクニックを身につけて歌唱力を上げよう!フォール編

SHISHAMO宮崎朝子さんの歌唱力3 息遣いをうまく使う

ちょっと細かい部分ですが。
3:36あたりのフレーズ
「明日が変わるか『は 』わからないけど」

『は』のところで
フォール→エッジボイス→息を吸う音
という三段重ね。

こういうのが、たまに、
隠し味みたいにして入っているところが
「一生懸命歌ってる感」が出て良いんだと思います。

エッジボイスに関してはこちらの記事も。

23.歌唱テクニック向上!しゃくりとフォール応用編

SHISHAMO(ししゃも)宮崎朝子さんの歌声を例えると

SHISHAMO宮崎朝子さんの歌声を何かに例えてみようのコーナー。

「クリームパスタ」はどうでしょうか。

ガツンと来るほどアクセントがあるわけでもないけど
ときどき黒コショウが効いてたりする味の変化もありつつ。

女子ウケ間違いなし。
お昼ご飯に手軽に食べれて、
決して贅沢で高級なものではないけど、
プチぜいたくで、オシャレで、インスタ映えしちゃったり。

マイルドな味わいだけど
女子のハートをつかんで離さない、
そんな「クリームパスタ」。
いかがでしょうか。

ししゃものクリームパスタなんていうレシピ、
どっかのカフェでありそうだけど。

まとめ

ということで、SHISHAMO(ししゃも)宮崎朝子さんの歌声解説でした。

さりげなく小技を効かせているけど
等身大の女子っぽさを最大限に聞かせてくれる、
それがSHISHAMOの歌声の魅力。

女子3ピースバンドって、
なんか、定期的にヒットするバンドが出てきますね。
これからの活躍にも期待です。

それではまたー。


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