お客さんと「対話」しよう!自分の歌が「いい」と思われるポイントとは


こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

歌とは、お客さんとの対話だ!
ということで。
まぁ、歌に限らず、お客さんと対話することは何事においても大切ですよね。

今回はそんなお話です。



「お客さん」とは誰か

一口に「お客さん」と言いますが、「お客さん」とは誰でしょうか。

ライブハウスに歌を聞きに来てくれる人でしょうか。
カラオケに一緒に行く友達のことでしょうか。

それは男性でしょうか、女性でしょうか。
日本人、外国人?
年齢層はどれぐらい?
一口に「お客さん」と言っても、中身は様々です。
お客さんとは誰か。どんなお客さんなのかを、まずは把握しましょう。

・・・マーケティングの教科書みたいですね。

誰と対話をするのか、で文脈が変わる

「お客さん」の中身が様々ある、ということは、
どんな「お客さん」と対峙するかで、文脈が変わってくるわけですね。

例えば、あなたがプロのバンドマンでボーカリストだったとして。
お金を払って見に来てくれる人が「お客さん」です。

この場合、間違いなく「お客さん」を満足させる必要があります。
お金を頂いているわけですからね。

お客さんを満足させられなかった場合、
おそらく、次のライブには来てくれないでしょう。
もしかすると、その場で文句を言われる可能性もあります。
・・・それは避けたいですね。

では、「お客さんが満足すること」とはなんでしょう。
あなたの「歌」がうまいこと、でしょうか。

それは半分正解、半分は違う、かもしれません。

お客さんは、ライブに何をしに来ているかというと、
ライブを楽しみに来ているわけです。
極論、「楽しかったー」という気持ちになればいい。
楽しければ、細かいことはどっちでもいいわけで。

確かに、あなたの歌が下手だったから、
「なんだアイツ下手だから楽しくねーな」となる可能性もあるので、
やはり上手いに越したことはないのですが。

歌の上手さよりも、バンド全体の演奏に耳を傾けているかもしれないし、
どんな曲をやるかの選曲に興味を示しているのかもしれないし、
ボーカリストの立ち振る舞いがかっこいいと思っているかもしれない。
MCのトークが面白いと思っているかもしれない。

「歌がうまい」ということは、ここでは「手段のひとつ」です。
上手くなくてもいい、とは言いませんが、最低条件として「下手ではない」状態にしておくとして。
歌以外の要素にも目を向けて取り組めるとよりお客さんが楽しくなる、ということです。

あと、もうちょっと突っ込んでいうと、「歌がうまい」も定義があいまいかもしれません。

シャウトするような特殊な歌い方が好きな人もいれば
ハイトーンで高音をきれいに聞かせるのがいい場合もある。
しわがれ声、歪みが全くないクリーンな声がいいかもしれないし
ちょっと濁ったような渋い声を出した方がいいかもしれない。
そして、それを場面ごとに使い分けるのがいいかもしれない。

お客さんが思わず「おぉ、」と嘆息を漏らすような歌い方、
これは聞いているお客さんの性別、年齢層、好きな音楽のジャンルなど
個々人によって「いい」ポイントは違うかもしれません。

こんな感じで、お客さんが何を「いいね!」と思うか
各個人でちがうわけです。
その辺り、お客さんは何を求めているか、それを探るのが「対話」だということですね。

いや、プロじゃないんだけど

ここまで、プロのボーカリスト、を例えとして挙げていましたが。
プロじゃない人でも、同じことです。

例えば、友達とカラオケに行くとして。
一緒に楽しんで、あわよくば次もまた一緒に行きたいと思っているとしましょうよ。

その場合、ある意味この友達が「お客さん」です。
この人を満足させてあげないといけない。

この「お客さん」が、もしあなたの「下手な」歌を聞かされて
「あぁ、こいつの歌聞かされるのつらいな」と思うようだと。
楽しくもないし、次に一緒に行く機会はなくなってしまうかもしれません。

でもこの場合も、さっきのプロのボーカリストの例と一緒で、
下手でも全力で歌ってる感じがいいかもしれない、
モノマネが上手かったり、面白いと思ったりするかもしれない。
あるいは「お客さん」の歌をめちゃくちゃほめてくれるかもしれない。
飲み物を頼むタイミングがすごくいいと思われるかもしれない。

という、歌とは全然別の観点もあるかもしれませんし、

下手だけど、なんか聞き入ってしまうわ、と思われるかもしれないし、
低音だけは響いてすごいんだよな、と思われるかもしれない。
すごい高い声まで出るよな、と評価されるかもしれないし
歌声がかっこいい、かわいい、と思われるかもしれない。

いろいろひっくるめて単純に「上手いやん」と喜んでくれるかもしれない。

何を求めているのかを聞き出せ

で、結局「お客さん」は何を求めているのか?
これは、本人に聞いてみないとわかりません。

じゃあ、実際に本人に直接話を聞くべきなのか、というと。
それもなかなか難しい話。
「何が良かった」という具体的なことって、なかなか話しづらいし、
そもそもお客さん本人もちゃんと説明できないことも多いものです。

「対話しよう」と書きましたが、実際に会話するわけではなく(してもいいけど)
自分が「これだ」と思う歌い方をしたときに、
お客さんがどういう反応を示すかをしっかり見ておく、ということです。

また、ほかの人が歌っているのを聞いたり、
プロのアーティストのライブやDVDを見たりしたら、
自分自身が「あれ、これいいな」と思うポイントが必ずあるはずです。
そのポイントを、具体的に何が良かったのか、を覚えておくこと。
それを実際に自分が歌うときにやってみること。
それは、お客さんもきっと「いいね!」と思ってくれるポイントなはずです。

まとめ

ということで、お客さんと「対話」しよう、という話でした。

「対話」って、実際に話をするだけではなく、
何かやったこと、歌った歌を通して、どんな反応があるのか。
それをよく観察して、自分の中に取り込んでいく作業、だと思ってもらえればいいと思います。

そのポイントは、「歌」の中だけにあるとも限りません。
その周りの行動、パフォーマンス、MCなども含めて、
「いいね!」と思ってもらえるポイントを探していきましょう。

それではまたー。


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