練習を怠ると如実にわかるという話。適切な努力を続けるコツ。


こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

今回は、練習を怠ると、という話です。

皆さん、練習、してますか?
歌の練習。もしかすると、ほかの楽器をやってる方も読んでるかもしれない。
あるいは、音楽に限らず、練習が必要なことを何かやっているか。

皆さん、たゆまずに練習されていますか?

今回は、そんなお話です。



練習してなかったら、わかるよ、ってこと

2017年も1月の後半に差し掛かってきました。
先日、久しぶりにレッスンをしたんです。

年末年始を挟んで、さらに僕の場合は新婚旅行に1週間ほど行ってきたこともあって、
僕についてる生徒さんと会う機会が、1か月ぐらい空いたんですが。

その間、練習してたかどうか、というのは、
やっぱり、わかるぜって話です。

まぁ、わかりやすく歌詞を忘れてしまっていたり、
声の出し方が分からなくなってしまっていたり。
やっぱりね、練習していないと忘れるものです。

逆に、練習している人は、
「あれ、この子、こんなにうまかったっけ?」
と思うこともあります。
明らかに表現力が伸びてきたな、と思うような人も。

月並みな言い方ですが、努力の量は結果に出てくるんだなと思います。
ちょっとのことでもいいから、時間を取って、やる。
それができるかできないかで、結果は変わってくるのだと。

うまくなった自覚が本人にない場合もある

意外に、練習してきて上手くなってきている人の方が、
「いや、でもここがこうダメで・・・」という話をしてきます。
伸びているのに、なんだか実感がない感じ。

おそらくそれは、新たな課題が見つかっただけなんだと思います。
もともとできてなかったことが、練習によって実はできるようになってる。
だけど、それによって新たに課題が見つかって、
なんだ、まだまだ下手なんじゃん俺、という気持ちになる。

練習をやればやるほど、できないことがたくさん出てくる。
だんだんへこんだ気持ちになってくる。

それはきっと、ちゃんとやってる証拠なんだと思います。
ちゃんと自分の「できなさ」に次々と気づいていっている。
それは、次のステップに進むために必要な工程なんだと思います。

そういう意味でも、僕は、生徒さんが上手くなったと思ったら
「どこが、どう上手くなった」というのをできるだけ伝えるようにしています。
案外、本人は気付かないし、それに気付くことも大切だと思うから。
「できた」に気づくことで、次のステップに進める、のだと思っています。

「努力=つらい」ではなくていい

で、「努力しなさい」とか「練習しなさい」とか言われると
「つらいことをやらなきゃいけない」という気持ちになりがちですが。

「努力=つらい」ではなくていいと思うのです。

先ほど書いた通り、練習をやるほどできないことが出てくるもので、
それを乗り越えるのってエネルギーがいるし、つらいのは確かです。
でも、「乗り越えた!」という楽しさがあるのも、また真理かと。

練習を、楽しめばいいんです。
よく「できる目標やゴールを決める」という方法論がありますが、
それを積み重ねていくと、大きなゴールに向かえるわけです。

歌が苦手な人が、いきなり「オペラを歌う!!」と言い出しても難しいでしょうけれど。
「まずは音程をとるところから」と目標を定める。
もっとハードルを下げると「ドの音をだす!」と目標を定める。

それは、実現できたら素晴らしいこと!なのです。
どんな小さなことでも、他の人には簡単にできることでも、
「できない」から「できる」に変わったということは、
それは「よくできた!」と褒められるべきことです。

どんなにすごいことができる人でも、
それは「できた!」の積み重ねでしかないんだと思うのです。
ちょっとしたことでも、本人が気づいていないことでも。

なので、できることを少しずつ、でいいので、
練習を続けることに意味がある、と思うのです。

気付かないうちにやっている「努力」

日常の中にひそかにやっている「努力」もあると思います。

歌の場合でいうと、テレビやらネットやらで音楽が流れてきたときに、
思わず歌ってしまうことがあります。
これ、もう歌の練習ですよね。

もちろん、なんとなく歌っていると練習にはなりませんが、
たとえば、
「あ、今の表現、よかったな」と思うこととか。
「こういうメロディラインは音程外れやすいな」とか
「この歌詞、発音しにくいな」とか
なんでもいいんですが、何か思うことがあるはずなんです。

ときには、もう一度気になる部分だけ繰り返して修正しておく。
その時間もないときは、気づいた点を心に留めておく。
それだけでも、意味はあります。

このとき、「よしやるぞ!」と思って練習を始めていないので、
気楽に練習ができます。
というか、練習しているという意識もないぐらい。

こうなると、「頑張って、耐えて、努力してる」わけではないです。
でも、何かしらつかめるものがあるわけです。

もちろん、本番前、ライブ前、オーディション前とか、
根を詰めてやっておかなければならない瞬間は訪れますが、
日々の中で練習をする分には、あまりずっと根を詰め続けていても
意識が続いていかないと思いますのでね。

まとめ

ということで、練習を続けていこう、という話でした。

練習、何もしていないと、やはり忘れてしまうものです。
日々の習慣として、「頑張る!」という意識でなくてもいいので
続けられることを、気楽に続けられるよう、
うまく自分をコントロールしていくことが大事なんだと思います。

それではまたー。

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