23.歌唱テクニック向上!しゃくりとフォール応用編

livehouse
さて今度はしゃくりとフォールの応用編です。
もう少し難しくて、印象的な歌い方をご紹介します。



23.1.エッジボイスを混ぜるしゃくり

いきなり、なんだか聞き慣れない言葉を使ってしまいました。
エッジボイス。
簡単に言うと、「う」に濁点を付けた「ヴ」のような、声にならない声、と言いましょうか。

一番わかりやすいのは、平井堅さんですね。
「君の鼓動は君にしか鳴らせない」

出だしの「なんの取柄も」の「な」の発音。
少し特徴的な、「な」に濁点を付けたような発音です。

普通にしゃくりを入れた時の、余韻を残した印象よりも、
さらに印象的な、少しセクシーさも感じるような印象を残すことができます。

濁音のようなガラガラというか、ぶつぶつした声が出ています。
この独特な声を、エッジボイスと呼びます。
このエッジボイスの効果をかけながら、しゃくり上げる、ということですな。

しっかりと支えのある息を出しながら声を出さないと、なかなかできないテクニックです。

僕もやってみました。

ちなみに、このテクニックを使ってない版です。

場合によっては、くどい!と思われてしまう声の出し方ですが、
全体の雰囲気をみて、少し味気ないな、というときに入れられるといいかと思います。

このテクニックが好きなのがもう一人。福山雅治さん。
「Beautiful life」という曲を挙げてみます。

 

出だしの「ゆるし方を」の「ゆ」の響きがそれです。

23.2.エッジボイスを混ぜるしゃくりのやり方

そもそも、エッジボイスができなければなりませんが。

まずは、小さい声で、しかもかなり低い声で、「うー・・・」とうなってみてください。
その時、ストレートに「うーーー」と伸びる感じではなく、
「ううヴヴヴヴ・・」と、声が震えているというか、ブツブツいっているというか、
先ほど上の例で挙げたような声になっていませんか?

それが、エッジボイス、です。

その声のまま、「な」にしてみてください。
「なああア˝ア˝ア˝ア˝」のような震えた声が出たら、それです。

それを、歌の音程に近づけていきながら、
歌いだしをエッジボイスではない、通常の声に一気に変化させます。
この切り替えに少しエネルギーがいりますので、しっかりと声を出してくださいね。

ちなみにこのとき、のどを閉めるという意識は持たないでください。
「閉めるんだ!」という意識を持ってしまうと、必要以上に閉めてしまう場合が多く、
のどを痛める原因になります。
どんな声の出し方でも、思っているほどのどに力は必要ないんです!

23.3.裏声を混ぜるしゃくり、フォール

次は裏声を混ぜます。
一部の歌い手さんが好んでよく使う、非常に印象的な効果を持つテクニックです。

このテクニックといえば、やはりB’zです。
「ultra soul」

Aメロの最初の方。「誰かのためなの?」の「れ」の部分。
「だ」の音から「れ」に向けてしゃくり上げて、上がりきる瞬間に裏声に変えています。
そしてそのあとすぐに地声に戻ります。

やってみました。

やってない版。

いずれにしてもしっかりと声を出さないとダメな曲ですが。。
上のやってる版のほうが、鋭く突き刺さってくるシャープさがある感じですね。

さて、逆にフォールに裏声を混ぜるパターン。
同じく「ultra soul」の0:46のサビの出だし。
「夢じゃない」の「ゆ」です。
「ゆ」の音より少し高い音を裏声で出しておいて、地声に戻しながらフォール、です。

これもやってみました。

やってない版。

さらに。1:00から1:02にかけての「一人で泣きましょう」の終わり方。
「しょう」を伸ばしながら少しフォールした後の音の切り際に、一瞬だけ音程を上げて裏声を出しています。

やってみたくなりますよねー。

やってない版。
歌詞間違っちゃいましたけどね。

このテクニックは特にRockシンガーに使われることが多く、
B’zのほかにはL’Arc-en-Ciel、TM Revolution、LUNA SEAあたりが使っています。
特に男性が使うことが多いように思います。(女性で使ってる人いますかね。。)

場合によっては、フェミニンな印象を与えてしまう場合もあって、
一昔前に流行ったビジュアル系バンドでは、そのために使う場面もあったように思います。

また、非常に印象強いテクニックでもあるため、
少しでもこの声を入れてしまうと、「あー、なんかラルクっぽい!」
とかすぐ言われてしまうテクニックでもあります。
使いどころは十分ご注意ください。

23.4.裏声を混ぜるしゃくり、フォールのやり方

これこそ、しっかり声を出す、という基本を研ぎ澄ませたテクニックです。
フレーズの出だしから、高い裏声を出すため、しっかりとした息を吐き出す必要があります。
しかも、Rockの曲で、力強く歌うことが求められる場面が多いので、
前に向けて響かせる必要があるわけです。

このテクニックのポイントはひとつ。
思っている以上に息を吐き出すということです。

ここでも言います。
のどを閉めるという意識を持たない!です。
必要なのは、息です。
のどを閉める力ではありません。

裏声を出せること、
普段の歌声を力強く出せること、
それができていれば、案外思い切って出してみると出すことのできる声です。
できない方は、基本練習からしっかりとやり直してみてください。

まとめ

今回は、複合技のようなテクニックを紹介しました。
いずれも、必要以上にのどを閉めないこと、が重要です。

基本的な声の出し方ができて、初めてできるテクニックですので、
できない方は、焦らずじっくりと基本を固めるところから始めましょう。


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