41.結局、歌が上手いってどういうこと?上手くなりたい人へのヒント

41_top

このブログを読んでいただいている人は、歌が上手くなりたい、という人が多いのではないか、と思うのですが。
そもそも「歌が上手い」とはどういうことなのでしょう。
それがわかれば、歌が上手くなるためのヒントになるかもしれません。

いろいろな要素があるとは思いますが、特に重要ではないかな、と僕が考えるポイントに関して書いてみたいと思います。



41.1.「歌が上手い」の必要条件、十分条件

歌が上手い、ということには、どういうものが必要なのか。
必要条件と十分条件にわけて、僕なりに考えてみた項目を挙げてみたいと思います。

まずは、必要条件。
つまり、これができてないと下手だと思われてしまう項目です。
逆に、できているからと言って「上手い!」とはならない、できて当たり前、と言われてしまう項目です。

  • 音程にずれがない
  • リズムにずれがない
  • 声量が出せる

はい。

では、十分条件。
つまり、これができると「上手い!」と思われる項目です。
逆に、できていなくても「下手だなー」とはならない、できるとまあまあすごいよね、と言われる項目です。

  • テクニックが適度に盛り込まれている
  • 動きがついて感情が出ているように見える
  • 自分の歌の上手さが客観的にわかっている

はい。
こっちはもっといろいろ挙げようと思えば挙がるような気もしますが、
ざっくりとまとめるとこんな感じでしょうか。

41.2.音程、リズムにズレがないということ

これは、必要条件として挙げました。
まあ、まずは音程、リズムが合っていないと、そもそも歌として成り立たないということですね。

音感がないとダメなんじゃないか、とか
リズム感がないとダメなんじゃないか、とか思いがちですが、
音感、リズム感が全くない人はなかなかいません

単純に練習量が足りていなかったりとか。
あるいは、声を出す、という基本ができていないがゆえに
音程、リズムを合わせるのに上手くいかない、という場合があったりします。

音程を安定させたい方は、こちらの記事を。

リズムを安定させたい方は、こちらの記事を。

それぞれ、参考にしていただければと思います。

41.3.声量が出せるということ

これは確かに、迫力のある歌に聞こえるなどの良い面がありそうですね。

ただ、闇雲に大声をだすと、おかしなことになります。
時々いらっしゃるのが、むやみに叫ぶような大音量を出す人です。
これは、声量、という意味では大きな音になってはいるのですが、
非常に聞き心地が悪く、歌としてはどうだろう、という気持ちになります。

これは、声の響きがうまく使えておらず、
無理やりに声を張り上げているからです。

響きを意識する歌い方については、こちらの記事も参考にしてみてください。

曲にや雰囲気に応じて、適切な大きさにするのがいいようですね。

41.4.テクニックが適切に盛り込まれているということ

確かに、色々なテクニックを盛り込んでいると、上手く聞こえそうですが、どうでしょう。

この「適切に」というのがポイント。
やりすぎると、なんか鼻に付くというか、やりすぎ感が出ることがあります。

どれぐらいが適切なのか、と言われると、なかなか言葉で説明できるようなものではありませんが。。
これは気を付けた方がいいんじゃないか、という点は、

  • 同じようなテクニックだけを何度も繰り返している
  • テクニックそのものがあまり上手くできていない
  • テクニックがかかりすぎ、あるいは逆にかからなすぎている

という感じでしょうか。

テクニックに関しては、
しゃくり、フォールを取り上げた記事や、
ビブラートを取り上げた記事なんかも参考にしてみてください。

41.5.見た目はどう?

微動だにせずに歌う人と、動きをつける人、どうでしょうか。

歌のうまさに見た目は関係ないだろ!という人もいるかもしれませんが、果たしてそうでしょうか。
CDや音楽プレーヤーだけで歌を聴くならそうですが、カラオケ、ライブなどでは人前で歌うのが普通です。
(一人カラオケなるものもありますが。。)

動きををつけたほうが、感情が伝わって来やすいように見えますよね。
また、出しにくい声(高い音、低い音)や、リズム感を付けたいところなど、
体を一緒に動かすことで歌いやすくなるという効果が期待できることもあります。

よく、高い声を出すときに手を上に上げながら歌っていたりとか、
あるいは、リズム感を出そうとして体を揺らしながら歌ったりとか。
実際に歌手の方がそういうことをやっている場面を目にすることもあるのではないでしょうか。

意味のわからない動きをつけると、逆に動きがうるさい、ということにもなりますが。。
これに関しても、やりすぎは良くない、ということかと思います。

41.6.自分の歌の上手さが客観的にわかっているということ

これ、僕の中では一番大事なことじゃないかと思っていることです。
自分の歌の何が上手いのか、客観的にわかっているということ。

自分の何がダメか、というのを客観的に見れるようになるといいよ、というのはよく言われがちなことです。
どこが音が外れていて、リズムが合っていなくて、よくない声が出ているのか。
それがわかっていないと、自分で直せないから、ですね。

もちろん、それも大事なことです。
先ほど挙げた必要条件の類を直すため、つまり基礎を固めるため、
ミスを客観的に聞くことが必要です。

でも、それができるようになった後。
さらに「歌が上手い」と言われるようになるには、自分が上手く歌えた瞬間を自覚しないといけないわけです。
あ、いま俺いい声出したやん!とか。
それを実感して、次に歌ったときも再現することが必要ですよね。
そのために、自分の歌を客観的に聞く必要があるわけです。

これ、最初から自分でわかればいいんですけどね。
最初は自分ではわからなかったりするので、僕みたいなボイストレーナーが聞いたりするわけです。
あるいは、レコーダーなんかで録音して、自分で聞いてみたり。

自分の歌を客観的に聞くことができれば、自分の良さをより磨いていくことができるってもんですな。

そのあたりのことは、こちらの記事でも書いてますので、併せて参考にしてみてください。

まとめ

ということで、「歌が上手い」というのはどういうことか、を書いてみました。
色々な要素があるとは思うのですが、僕なりにまとめてみました。

音程、リズム、声量が安定していることは基本として。
そこからテクニックや、体の動きを追加していって、
自分の良いところを把握して伸ばしていく。

そういうことができる人が、歌が上手い人、といえるのではないでしょうか。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA