6.滑舌と舌根を意識してきれいに発声しよう

chochin
さて、問題です。
今回のタイトル、何と読むでしょうか?

答えは「かつぜつ」と「ぜっこん」です。
今回は、舌が歌に与える影響のお話です。



6.1.きれいに発音したい

歌を歌う、それは言葉を音に乗せて気持ちを届けたい、ということですね。
わかります。
ただ、「あの人、なんて言ってるの?」とか言われてしまったら。
もうその時点で気持ちが届いていないということですね。
そんな経験ありませんか?

今でこそ、少し崩して歌う、という歌い方もたくさんありますので、
きれいに発音するだけが歌じゃない、という言い方もできますが、
そこはやはり、基本ができてこその応用。
きれいに発音できてこそ、それを崩してかっこよくすることができる。
私はそう思います。実にそう思います。

ということで、きれいに発音することも歌の基本のひとつという話です。

前回の記事で、「ハヒフヘホ」の声を出してもらいました。
そのときは、口の開け方で響きが変わります、ということに注目してもらいました。
今回、やることは同じですが、注目するポイントは
「アイウエオ」の口をしっかり作ることで、はっきりした発音になる
ということです。

では、やってみませう?
腹式呼吸の姿勢を思い出しながら。

  1. 「ハ、ヒ、フ、ヘ、ホ」
  2. 「ア、エ、イ、ウ、エ、オ、ア、オ」
  3. 「あめんぼ赤いなアイウエオ」

などなど。
アナウンサーさんの練習みたいですが、まさにその通りです。
上に挙げた3つも含めて、いろんな言葉を、口の形に注目しながら発声してみましょう。

腹式呼吸のおさらいはこちら

ちょうどよさそうな画像も見つけたので貼っておきます。
「ア」「イ」「エ」の発音だと思います。
わかりやすく口を開けましょう、ということですね。
aie

6.2.声を大にして言いたい

声を大にして言いたいことがあります。
それは、
声を大にしましょう、ということです。
はい、大にしましょう。

さきほどの、「ハ、ヒ、フ、ヘ、ホ」などの発音をしながら、
今度は以下のポイントに注目してください。

  1. ひとつ発音するごとに、おなかがグッとしぼむ感覚
  2. 口の形を保って
  3. 口腔内を広く開けて響かせるように
  4. 遠くの人に声を届けるようなイメージでやってください

です。
これまでやってきたことを、複合的にやっている感じですね。

1番は、腹式呼吸ですね。発音に際して、息をしっかりと吐く、
もっと言うと、横隔膜で息を押し出す、そんなイメージです。

2番は、口の開け方で響きが変わる、という点ですね。

3番。実はここで「舌根」が登場します。
つまり、舌の根っこの部分ですね。

これまで、口を大きく開けるとよく響く、ということを書きましたが、
それだと「ウ」とか「オ」のときどうするんだよ、とか
口を大きく開けすぎてノドが詰まったり、オエってなったりするんだけど、とか。
そんなことを感じてたりしませんでしたか?

ポイントは、「口腔内」に空洞を作る、です。
このときに舌根に注目します。
舌の根もとを、下に押し下げるように、下げてみてください。
すると、口とのどの間あたりに空洞ができます。いわゆる「のどちんこ」のあたりですな。

下ネタじゃん(*ノ ノ)ヤダー。(違う
正式名称は「口蓋垂(こうがいすい)」といいます「のどちんこ」。

わかりにくい方は、あくびしたときのイメージをしてもらえればいいと思います。
口の奥が開いている感じ、わかりますか?

あまり力みすぎると、舌がつりそうになるのでご注意くださいね。

では、舌根を意識しながら

  1. 「ハ、ヒ、フ、ヘ、ホ」
  2. 「ア、エ、イ、ウ、エ、オ、ア、オ」
  3. 「あめんぼ赤いなアイウエオ」

やってみてください。

このように、一つの語をしっかりと大きく発音することを
俗に「アタックを当てる」と言ったりします。
リズム感を出すときや、曲想に合わせた表現をする際に使うこともあるので
基本的なテクニックとして押さえておきましょう。

6.3.いろんな舌トレーニング

さて、舌を動かすにも、舌が緊張していたらうまく動かせません。
ということで、舌関連のトレーニングをいくつかご紹介します。
全部やんなくてもいいと思いますが、
1日に1回、どれかを選んでやってみるとかするといいかも。

  • リップロール・タンロール

一番一般的なトレーニング法です。くちびるも入ってきましたが一緒にやっちゃいましょう。
くちびるをブルルルルってするのがリップロール。
舌をトゥルルルルってするのがタンロールです。
くちびる、舌の力を抜いて、息を強めに吐くといい感じです。
呼吸法のトレーニングにもなります。一石二鳥ですね!

リップロールに関しては、
こちらの記事
でもくわしく紹介しています。

  • べーってして右左

舌を、もう無理って思うぐらいべーってして・・・
そのまま、舌を右に動かして止める。
そのまま、舌を左に動かして止める。
舌を元の位置に戻します。
そんな感じです。数回繰り返してみましょう。
職場でやったら上司に怒られるので、人目に付かないところでやりましょう。

  • 舌なめずり

歯と下唇の間に舌を入れて、
力を入れながら、ゆっくり左右に動かします。3往復ぐらい。
歯と上唇の間でもやります。
職場でやったらもごもごして気持ち悪いので、人目に付かないところでやりましょう。

まとめ

滑舌よく、はっきりとした発音をするには、口の中、とりわけ舌の動きが重要です。
舌のトレーニングも取り入れながら、
しっかりと発音できるように意識してみましょう。


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