63.しっかりした歌声を手に入れたい!声の「支え」を使おう

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こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

今回は、歌の「支え」というのをテーマにお送りします。

ボイストレーニングをやっていると時々出てくる、「支え」という言葉。
「しっかりと支えてー」とか。「支えがないから声が弱くなる」とか、
なんかそんなことを言われたりします。

そもそも、「支え」ってなんやねん。
声って支えられるもんか?と。

あと、実際に支えられたら何がうれしいの?良い声が出るようになるの?
などなど、そのあたりを解説してみようと思います。

63.1.声に支えがないとどうなるのか

以前、SMAPの歌声を解説した際に、草彅くんと稲垣くんの声に支えが足りてない、ということを書きました。
こちらの記事です

弱弱しい声になったり、いわゆる喉声になったりするのが、いわゆる支えのない状態、ということになります。

逆に、支えがある状態だとどうなるかと言うと。
同じSMAPで比較をするならば、木村くんの歌い方は先ほどの2人より支えがしっかりしているようです。
木村くんの歌に関してはこちら

音程が安定し、力強さも出てくる。
いわゆる、喉声ではない通る声、という印象になります。

63.2.そもそも「支え」とは何か

ボイトレの現場でも、この「声の支え」という言葉はよく無造作に使われることがあります。
先ほどのように、支えがないから弱い声になる、支えがあるからしっかりした声になる、というように。

ただ、実際に「支え」が何なのか?ということは、あまり語られることが少ないようです。
これは、具体的にどこの筋肉がどう動いているのか、というのが科学的にあまりわかっていないから、なのだと思われます。
色々な情報を見ていると、横隔膜と腹筋まわりの筋肉のバランスが云々、というのを見かけたりもするのですが、
いまひとつ、感覚的にもしっくりくるものがなかったり。

ただ確かに、横隔膜と腹筋まわりの筋肉で吐く息をコントロールしようとする力
これが「声の支え」と呼ばれるものになっているのは、間違っていないように思います。

で、もう少しわかりやすい解説をすると、
歌を習うときによく「お腹から声を出して!」と表現されることがあると思うのですが、あれです。
お腹に力を入れる感じとか、丹田に力を入れるとか、おしりを締めるとか、背中の下の方から胸にかけて支えるとか、
色んな表現をされることがありますが、大体同じ意味で使われていると思ってもらっていいと思います。

間違ってはいけないのが、ただお腹に力を入れればいい、と単純なものではないということ。
声を出すときに力が必要になるからお腹に力が入る、という順序が正しいです。

試しに、ごくごく小さい声を出してみてください。
その声を出したまま、急に声を大きくしてみてください。
このとき、アゴや喉に力が入らないようにやってみてください。

すると、少しだけお腹のあたりに力が入った感じがしませんか?
これが「声の支え」の実感です。
そんなに力強く踏ん張ってる感じではないですが、軽く力が入っているのが実感してもらえるのではないかと。

63.3.歌を支える練習

何となくわかったけど、練習したらできるようになるの?
ということで、練習方法を挙げてみようと思います。

先ほど試してみたように、小さい声から大きい声に変える、というので力の入り具合を確認していく、というのは一つの方法です。
最初は出しやすい音程から。徐々に音程を上げて確認していってみてください。

同じようなことを、ハミングでやる、というのも練習としてはいいのではないかと。
ハミングについてはこちらの記事でも書きましたが、
ここで書いている、「んーーなぁーーー」のように、ハミングから「な」の発音に変えて声を大きくしてみる、というのも「支え」を感じながら声を出す練習になるかと思います。

まとめ

ということで、「声の支え」について書いてみました。

概念的でわかりにくい言葉ではありますが、体感できれば、そこまで大げさなことでもないと思っていただけるかと。
これができることによって、声量がアップしやすくなる、高音が出しやすくなる、などの効果も期待できるかと思いますので、積極的に声を支えていきましょう。


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