8.高い声が出したい!高音を発声するコツ

hand_microphone
出したいったら出したい!

ボイストレーニングをやる方の多くが、
高い声を出したい欲求にかられるわけですね。

それは妖怪のしわざ。
妖怪ハイトーンボイスのしわざかも!

 

・・・妖怪のくだりはさておき。
高い声って、出したいものですよねー。
ということで、高い声の出し方です。

一つ注意。
この章を読んだからと言って、
すぐに高い声で歌えるようになるとは限りません

大体、すぐ高い声が出せるようになる!というふれこみはよくありますが。
そんなに簡単にできたら、誰も苦労しないですよね。
ただ、ここで書いているポイントを押さえて練習していけば、
今よりは高い声が出やすくなる、というのは間違いないです。

なにごとも練習ですね。



8.1.高い声はこれまでの基礎の複合技

高い声を出す、というのはこれまで書いてきた基礎を
複合して使わないといけませんです。はい。

  1. 姿勢を正しく
  2. 腹式呼吸
  3. 声を響かせる
  4. のど、首、肩などにムダな力を入れない

復習をしたい方は、以下の章を読んでみてください。
4.腹式呼吸ってどうやんの?
6.滑舌と舌根
7.音程(ピッチ)を合わせる

8.2.脱力、脱力、脱力!

ボイストレーニングを始めると、必ず口うるさく言われるのが、これ。
力を抜いて!
これです。

高い声を出すときの基本、姿勢を正しくが特に大事です。

人間が立っているとき、あるいは座っていても、
その体を支えるためにさまざまな筋肉を使っています。
しかし姿勢が悪いと、体を支えるために本来必要となる筋肉だけでなく、
余計な筋肉にまで負担をかけてしまい、余計な力が入ってしまいます。

歌を歌う際には、

  • 腹式呼吸で息を送る
  • その息で声帯を震わせる
  • 発生した音を口腔内で響かせる

ができればいいのでしたね。
逆に言うと、それ以外のことをやりたくない。
声を出すのに集中したい。

なので、姿勢を正しく保っておくことで、
横隔膜、声帯周りの筋肉に余計な負担をかけず、歌に集中させることができる
というわけです。

8.3.のどを痛めてしまう理由

もうひとつ、脱力することの利点。
それが、のどを痛めにくくするということです。

とくに高い声を出すとき、大体の人は思わず力んでしまいます。
高い声を出すのはけっこう力がいる、とか、
無理をしないと高い声が出せない、
というイメージがあるからです。

このとき、力んでしまうことによって、
のど、首あたりに余計な力が入ります。
そうなると、

  • 声帯が必要以上に閉められる
  • 気管が締め付けられ、狭くなってしまう

という現象が起こります。

必要以上に閉められた声帯や、狭くなった気管に、
無理やり息を送り込むことによって、
声帯や気管が傷つくことになります。
これがのどを痛める理由です。

場合によっては、ポリープや気管支炎の原因になることもあります。
なにごとも無理は禁物ですね。

無理やり声を出そうとしている、そんなときは
のどを傷つけていることが多いです。
無理せずトレーニングを中断して、一息つきましょう。

8.4.ヤッホー高い声

なるほど、脱力すれば高い声が出るんだな!
と、思ってしまうのは早計です。ちょっとまってお兄さん。

 

7.音程(ピッチ)を合わせるにて、
声帯の適度な閉め具合が重要、と書きました。
つまり、ある程度の力加減は必要です。

また、高い音を出すため、声帯を少し硬めに閉じる必要があります。
なので、ある程度強めの息を出さないと、声帯がきれいに震えません。

つまり、ちょうどええ力加減が必要なのです。
ちょうどええ。

 

・・・広告ネタを使いすぎですね。気を付けます。。

とはいえ、ちょうどええ力加減って、どれぐらい?

ちょっと、試しにやってみたいことがあります。
それは、手を口のあたりにあてて、ヤッホー、と言うことです。
出したい高さの声でやりましょう。
遠くに向かって。
ヤッホー。
言ってみ?
せーの。
scream

はい。
どうでしょうか。
普通に歌うよりは、かなり出やすくなったのでは。ないかな?と。

それでも出ないわ!と言う方。
ちょっとずつ音程を下げてやってみてもらえるといいかなと思います。

要するに何が言いたいかと言うと、
力の使い方によって高い声は出るんだ、ということを知ってもらいたいわけです。

8.5.高い声よひびけ!

ヤッホーしてもらったら高い声が出やすい、と書きました。
ということは、歌うときも同じようにすればいいということですね。

高い声を出しやすくするヤッホーポイントはこちらです。

  1. 遠くにとどかせるように
  2. 大きく口を開けて
  3. 頭の先から声が出ているイメージで

なんか、3番目あたりにあやしげなイメージが出てきましたね。。。
それぞれ解説しておきますと。

「遠くにとどかせるように」というのは、これもイメージですが、
適度な力加減、とりわけ、息の量をわかりやすくイメージするためです。
声帯をある程度固くしているため、ある程度強い息を出す必要があるからですね。

一方、「大きく口を開けて」、「頭の先から声が出ているイメージで」、というのは、
いずれも声の響きのイメージです。

遠くにとどかせるように声を出そうとすると、大きな声が必要になります。
このとき、大きな声だけを意識して、息を思いっきり出してしまうと、
適度な力加減ではなく、強すぎる力加減になってしまいます。

でも、大きな声を出したい。どうすればいいか。
そこで声の響きを使うのです。

特に、頭の先から声を出すイメージを持つことで、
口を広げ、上あごを開けるような動きになりやすく、
声が響いて大きい音になりやすくなります。

必要最小限の力で、大きな声を出す
これが重要なポイントになるわけですね。

8.6.高い声の練習方法

さて、というわけで具体的な練習方法ですが。
練習方法というほど特別なものはありません。

「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ファ、ミ、レ、ドー」の発声練習、これを
半音ずつ上げて、高い声の音域までやってみる、ということです。

ポイントは、もうわかりますね。

  1. 遠くにとどかせるように
  2. 大きく口を開けて
  3. 頭の先から声が出ているイメージで
  4. 無理してるな、声が出ないな、と思ったらおとなしく一旦あきらめる

4番はとくに重要です。まじで。
無理して練習を続けると、ポリープや気管支炎の原因になる場合があるんでしたね。

ただ、力の抜き具合、声の響き具合に注目して
いろいろ工夫しながらやっていくと、少しずつでも音域が広がってきます。
継続は力なり、ですね。

まとめ

高い声を出すには、基礎知識をフル活用します。
余計な力を入れず、遠くに届かせるイメージを持って。
力まない声を出すよう練習していけば、少しずつ出るようになるはずです。
ヤッホー。


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