83.座って歌うのか立って歌うのか?どっちが歌いやすいのかの話

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こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

今回は、歌を歌うときに立って歌った方がいいのか、座って歌ったほうがいいのか、という話。
他愛もない選択肢に見えますが、どっちがいいかなんとなく気になりますね。
あなたはどちら派?



83.1.いずれにしても姿勢が大事

まず、立つにしても座るにしても、姿勢が大事、ということに変わりはありません。
このブログでも初期の頃に、腹式呼吸が大事、ということを書きましたが、
その際、まずは姿勢を正しくすることから始めよう、と書きました。

歌の基本!腹式呼吸をマスターしよう!ポイントは姿勢、丹田、横隔膜!?

体のバランスが崩れていると必要な筋肉が動かしにくくなってしまうため、
余計な力を使ったり、思った声が出せなくなったりするからです。

背筋をまっすぐ、バランスのいい姿勢を保ちましょう。
姿勢を大事にする姿勢が大事ということです。

83.2.座っているとどうなるか

座っていると、人はリラックスをしやすくなります。
リラックスというより、気が抜けている状態になりやすいといいましょうか。

この時、背筋をピンッと伸ばして座っている人はあまりいないと思われます。
だいたい背もたれにもたれるか、前かがみになってしまうか。
姿勢が崩れている状態になってしまいやすいわけですね。

その状態で歌ってみるとどうでしょうか。

歌いにくくないですか?

歌いにくいはずです。なぜなら姿勢が崩れているから。
そして呼吸をするために必要な筋肉が動きにくい状態になっているから。

僕自身も、座って歌っているとしばらくして「なんか今日歌いづらいなー」と感じることがあって、
姿勢を正しくしたら解決したということが何度かあります。
姿勢は大事。

あと、足を組んだりするとより歌いにくい感じになります。
ちょっとしたことで体のバランスが変わるので注意ですね。

座ってて歌いにくい場合は、ああいかんいかん、と思いながら姿勢を正してみて下さい。
それだけで呼吸しやすくなって、歌いやすくなる可能性があります。

83.3.立っていることの利点

先ほど書いた通り、座っていると姿勢が悪くなりがち。
と言いつつ、立っていても姿勢の悪い人は悪いですけどね。。
でも座っている時ほどは悪くなりにくいです。

ボイストレーニングとか、音楽の授業で歌を習ったりとか、
そういう時はだいたい立ってやりますが、それは姿勢がきれいになりやすいからです。

また、立っていることで、歩いたり動き回ったりすることができます。
場を盛り上げるために動きをつけてみたりすることもできます。
パフォーマンスの観点からも、立っている方が自由が利く、ということが言えそうです。

83.4.で、どっちがいいの?

結局のところ、立って歌ったほうがいいのか、座って歌ったほうがいいのか。

先程から立った時の利点を多く書いていますが、
結論としては、どっちでもいいです。

確かに、姿勢をきれいに保つという意味では、立っている方が自然に姿勢が保ちやすいという利点があるので、立った方が歌いやすいかと思います。
とはいえ、座った状態でもきちんとした姿勢であれば歌えないわけではないです。
また、アコースティックなバンド構成で歌う場合やバラードを歌う際には、座って歌った方がムードが出る、という効果もあります。
立っている方が動き回れる分、ダイナミックな表現や盛り上がる曲などに向いているとも言えます。

どちらにも利点はあるので、その場その場でよい方を選ぶのがいいと思います。

ただし、歌に慣れていない人、まだまだ実力不足だなと思っている方は、
できれば立って練習することをお勧めします。
立って正しいフォームを身に付けてあげると、座った時にも自然とそのフォームで歌おうとするはずです。
まずは立つ方で慣れてから、立つか座るかを選んであげるといいと思います。

まとめ

ということで、立つのか座るのかの話でした。

立つ方が姿勢が保ちやすくなるので歌いやすいのですが、
曲やその場の雰囲気などに合わせてスタイルを変えるのがよさそうです。

練習は、できれば立ってやりましょう。
正しいフォームを身に付けておくことが大事です。

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