86.終わり際をカッコよく歌う!ロングトーンの調度いい伸ばし具合とは

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こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

今回は、ロングトーンの伸ばし具合ということで、どれぐらい伸ばすのがちょうどいいの?という話です。
僕の生徒さんからも、どれぐらい伸ばしたらいいですか?という質問をよくされますので、
わりと皆さん悩んだり、適当な長さまで伸ばしたりしているのではないでしょうか。

フレーズの終わり際をカッコよく歌いたいときのヒントにしていただければと思います。

ちなみに、ロングトーンについては以前も書いたことがありますので、
こちらも参考にどうぞ。

84.歌が上手い人はブレずに落ちない!ロングトーンの注意点

28.パワフルに伸びる声を手に入れたい!ロングトーンの練習



86.1.ロングトーンで終わるフレーズ

とりあえず、こちらの例を聞いてみて下さい。
いっつも使ってる例。Mr.Children「足音~Be Strong」

はい。終わり際のロングトーン。通常だとこんな感じになりますね。
長く伸ばして終わる、時にはビブラートをかけて。
こういうフレーズはよく見かけると思います。

今回は、このロングトーンの伸ばす長さについて。

86.2.伸ばし足りないと物足りない

例えば、こんな感じにするとどうでしょう。

え、終わんの早!ってなりませんでした?
そう、早いんです。
なんの余韻も残さずに終わってしまう感じがすごいですね。
逆に無音の期間が長くなりすぎて、ちょっと寂しい感じになります。

もうちょっと伸ばしておくれよー、ということで、こんな感じでもやってみました。

さらにもうちょっと伸ばして。

ちょっとずつ伸びてますが、どうでしょうか。
これでもまだ物足りない感じがありませんか?

86.3.伸ばし過ぎると重たくなる

短いと物足りないんだったら、もっと伸ばせばいいじゃない!

ということでやってみたのがこんな感じ。

なんか、悪くないんだけど、なんだか突き抜けてしまっている感じがありませんか?
ちょっとなげーな、という感じ。

要するに、短すぎても長すぎてもなんか違和感を感じる、ということです。
ちょうどいい長さがあるってことですね。

86.4.ちょうどいい長さって?

ちょうどいい長さに伸ばしたい。
じゃあちょうどいい長さってなんぼやねん。

一番最初に挙げた「通常だとこんな感じ」の例ですが、
あれはロングトーンの伸ばし始めから4拍だけ伸ばしていました。
もうちょっと正確に言うと、次の小節の終わりまで伸ばしていました。

対して、伸ばし足りなかった例では、
それぞれ2拍、3拍、3拍半伸ばしていて、次の小節の終わりまで届いていません。

また、伸ばしすぎていた例では5拍ほど伸ばしているため、次の小節の終わりを突き抜けています。

ということで、小節の区切りになるところまで伸ばすのがよさそうですね。
基本的には、それが一番おさまりが良くなると思います。

伸ばし足りない長さ、伸ばしすぎた長さがダメと言うわけではありません。
バラードなどで切なさを表現したいときにわざと短く切ってみるとか、
ノリのいい曲でわざと短く区切ってグルーヴ感を演出してみるとかのアイデアがあってもいいでしょうし、
ロングトーンが得意だぜ!というひとはちょっとぐらい突き抜けてみてもいいかもしれません。上手くビブラートを効かせれば、そこまで違和感なく伸ばせることもあるかと。

ただ、おさまりが良いのは小節の終わり、というのを基本として考えておくと、
やみくもに適当な長さまで伸ばす、ということがなくなると思います。

まとめ

ということで、ロングトーンの伸ばす長さについてでした。

基本的には小節の終わりまで伸ばすのが、一番ちょうどよく聞こえます。
その前提で、音楽的な表現を狙って、少し短く、長くしてみることを考えてみると良いかと思います。

一つの音のちょっとした伸ばし加減の話ですが、こういう細かいところでクオリティの差が出てくるのだと思います。


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