92.息の吸いすぎに注意!ブレスを意識しすぎて歌が下手になる?

92_top
こんにちば。ボイストレーナーのでんすけです。

今回は、ブレス(息継ぎ)のしすぎ、ということをテーマにしてみたいと思います。
ブレスのしすぎというより、息の吸いすぎと言うべきでしょうか。

息は吸わないより吸った方がいいんじゃないの?
と思うかもしれませんが、まあ、読んでみてくださいな。

ちなみに、息継ぎ、ブレスに関しては、こんな記事も参考にどうぞ。

19.1曲を歌いきる作戦を立ててワンランク上の歌を目指そう

85.息継ぎ一つで歌のリズム改善?前前前世で考えるブレスについて



92.1.息をしっかり吸いましょう?

息が続かないような難しいフレーズがあったとしましょう。
その時、何を考えるかと言うと。

その、難しいフレーズに入る前に、しっかりと息を吸おう

はい、そうですね。
吸わないことには、吐き出せない。

そうなんですが。
それ、思いっきり深く息を吸おうとしてませんか?
それは間違いかもしれません!

試しに、思いっきり深く息を吸い込んでから歌ってみてください。

どうでしょう。
歌いにくくないですか?
そうでもない?

息を吸いすぎてしまうと、肺に空気が入りすぎて、吐く息の量をコントロールするのが難しくなります。

これで何が起こるかと言うと

  • 歌い出しがずれてしまう
  • フレーズの途中でバランスを崩してヨレる
  • 次のブレスの位置でうまく吸えなくなる

などの弊害が出る可能性が出てきます。

いや、そんなに歌いにくくないよ?という人は、うまく息のコントロールができている人です。
おそらく、途中でいつも以上に息を吐いているポイントがなかったでしょうか?
ちょうどいい息の量にするために、無意識に調整しているはずです。

息を吸い過ぎると、肺の中の空気の圧力が高くなりすぎます。
なので、空気が外に逃げ出そうとする力が働きます。

それを押さえつつ、でも声を出すのに必要な量の息は吐かないといけない。
そんなことを両方考えながらやってたら、そりゃ面倒ですよね。という話です。

不自然なほど息を吸うと、返って逆効果になるんですね。

92.2.ちょうどいい息の量って?

じゃあ、ちょうどいい息の量ってどれぐらいなのよ。

いや、何リットルがちょうどいいです、なんて具体的な数値を僕は知らないですけどね。

これは感覚でしか語れませんが、深く息を吸うわけではなく、大きめに「スゥ」と一息で入ってくるぐらい。

わかりにくいですかね。。
少なくとも、息を吸って苦しいぐらいなら間違いです。

かと言って、浅すぎてもダメです。
あまりにブレスを意識しなさすぎると、今度は浅すぎる呼吸になって、息が足りなくなってしまいます。
難しいフレーズに入る前にしっかり息を吸おう、と意識するのは、呼吸が浅くなるのを防ぐためと言い換えても良いかと。

なので、浅くなりすぎないようにしよう、と意識しておくだけで良くて、
あとは自然に吸いたいぐらいの量を吸えばいい、というぐらいに、楽に吸うのが良いのかもしれません。

92.3.パフォーマンスとしてわざとやってみる

吸い過ぎると逆にしんどいよ、ということがわかったところで、
わかっててやる、ならば、どうぞご自由に。

例えば、サビの出だし等で、ちょっとためながら歌うとかっこよかったりする曲。
そういう曲では、わざと深く息を吸い込んで、思いっきり歌ってますよ!という見せ方をすることで迫力が出ることがあります。

例えばこういう曲。MISIA「逢いたくていま」

サビの始まり「いま逢いたいー」ですね。
いい感じにゆったりとしたリズムで、しかも音程も高く、伸びが必要。
こういうフレーズは、わざと思いっきり息を吸って、思いっきり吐きながら歌い出すと、ちょっと迫力を演出することができると思います。

このPVで実際に本人がやっているわけではないですが、こういうフレーズは、ちょっとやってみたくなりますね。

まとめ

ということで、息の吸いすぎに注意!という話でした。

息を不自然に吸い過ぎてしまうと、コントロールできなくなってしまいます。
自然な呼吸を心がけましょう。

逆に、それがわかっていれば、わざと演出に使うのもアリです。
ひとつのアイデアとして持っていて、いざという所で使ってもいいかと思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA