97.音の伸ばし具合、切り具合。グルーヴ感をより強く出すために

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こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

今回は、グルーヴ感をテーマにお送りしようと思います。

グルーヴ感の話は、以前にも取り上げたことがありますが。
この時は主に、拍の感じ方を書いていました。

71.グルーヴ感を出して歌おう!リズム感、ノリの感じ方、ノリ方

今回は音の伸ばし具合、切り具合、
そのあたりでグルーヴ感を出していこう、という話。



97.1.短く区切ることの小気味よさ

とりあえず、例を聞いてみましょう。
久保田利伸「LA・LA・LA LOVE SONG」

まずは頭のサビ。
「まわれまわれmerry go round」
最後の「round」をかなり短めにまとめて「ラウンッ!」のように短く刻んでいます。

これによって、小気味よいリズム感を出しています。
ブレスを入れる間を作らないといけない、という理由もあるでしょうが、
その次の
「もう決して止まらないように」
も同じように短く区切っているため、グルーヴ感を狙ってのことですね。

僕もちょっとやってみました。
前半はちょっと伸ばし気味、後半は短めに切って歌う感じです。

伸ばして歌うのに比べ、短く切って歌うと跳ねる感じが出ますね。
久保田利伸は特にこういったグルーヴ感を作り出すのがうまい人だと思います。

さて、その後。
「どしゃ降りの午後を待って 街に飛び出そう」
この「どしゃ降り」、「待って」、「街に」もかなり刻んでますね。

大げさに文字にすると
「どしゃ降り」、「待」、「まに」という感じでしょうか。

これもちょっとやってみました。
前半は伸ばし気味、後半は短めに切って歌う感じ。

ノリの違いがわかりやすいかと。
どっちがいい悪い、ということではなく、
この曲はこんなノリのほうがいいな、こんなノリで聞かせたいな
という方向性を考えて選んでいけるといいと思います。

97.2.子音を省略するということ

もう一曲見てみましょうか。
Mariah Carey「All I Want For Christmas Is You」
日本語では「恋人たちのクリスマス」ですね。

これは洋楽が英語であるが故のことなのですが、例えば0:55あたりからのAメロ(?)
「I don’t want a lotfor Christmas」
これ、「アイ ドント ウォント ア ロット フォー クリスマス」ではないですね。
無理やり文字にすると「アィ ドンt ウォン ナ ロッt フォー クリスマs」
という感じでしょうか。

日本語だと、子音から母音から、全て発音するのが基本的な発音です。
英語の場合、いい感じに子音を省略したり、母音とつなげたりするので、
小気味よく区切る、というのが自然とできやすくなります。

洋楽に比べて邦楽はノリが悪い、とはよく言われますが、
原因の一つはそういうところにあります。

一応、僕もやってみました。
前半はなるべく発音を省略せずに、後半は英語っぽく歌った感じです。

これは、英語の発音の問題だけの例になったのかどうか微妙ですが。。
前半はなんとなくカッコ悪い感じに聞こえないでしょうか。
いわゆる「日本語っぽい発音」になっているように聞こえるかと。

まとめ

ということで、音の伸ばし具合、区切り具合でグルーヴ感が変わってくる、という話でした。

思いっきり短く区切って跳ねさせるように歌ったり
英語の発音を聞いて感覚をつかんだり、
グルーヴ感を出すための練習というのもやることがたくさんありそうです。

それではまたー。


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