絡新婦
ギラギラネオン 歯並びの悪い人だかり 黒ずくめの赤シャツ チカチカ光るロングのワンレン 切
ギラギラネオン 歯並びの悪い人だかり 黒ずくめの赤シャツ チカチカ光るロングのワンレン 切
なんてったって 僕らは この星から振り落とされないよう 必死でふんばって 無我夢中で走る
やっぱり疲れとんのじゃないか 絞り出したって何にも出てこない からからのボロ雑巾 調子が悪
最も底辺にいる僕が 朝焼けを夢に描いて つかもうと手を伸ばしたゆうべ 勝手にニューヒーロー
まるで子供みたい、と君は言うけど それは褒め言葉と受け取っていいのかな? 今生きてく上で、
例えば 人生というものの答えを なんだって教えてくれる仙人のような人が 僕のそばに常にいた
よほど深い考えもなく ただ筆をとり この手紙を書きます。 貴方は失礼なヤツだと 私を叱りつ
騒がしいネオンの光を浴びて 歩く姿は影を帯びて 掴み損ねた笑みは するりと逃げてった 逆さ
暗澹とした不安と闘う人は美しい 真夜中電車の窓に映る 自分の顔に惚れそう 狭い視界の世界に
この想いを 言葉でかたどるなんて 難しくてさ 僕が使えるのは この腕の一つや二つ その迷い