【ボイトレ書評】ボーカリストのためのフースラーメソード 驚異の声域拡大をもたらすアンザッツとは?

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歌が上手くなるためのボイトレ本書評。

今回ご紹介するのはこんな本。
ボーカリストのためのフースラーメソード 驚異の声域拡大をもたらすアンザッツとは? (CD付)

著者:武田 梵声
出版:リットーミュージック



ざっくりした説明

フレデリック・フースラーという、ボイトレ界で有名な方の説を取り入れ、
解釈を広げて、様々な練習法を紹介しよう、という本です。

フースラーの本は、以前このブログでも紹介しました。
うたうこと 発声器官の肉体的特質
この本に出てくる「アンザッツ」という練習法をさらに進化させよう、という本です。

本の内容

なんというか。
なんか、すごい本、です。
仙人みたいな人でてきたー、という感じです。

とにかく、「野生に帰れば声は自然に出てくる」ということを繰り返し説かれています。
そしてそのためには、現在主流になっている教え方をすべて完全否定して、
フースラーのアンザッツを突き詰めていったメソッドがいいんだ!
という強い主張を感じます。

CDに収録されている練習法などもかなり独特の練習法で、
武田梵声さんってこんな声してるんだーと思いながら聞けます。
というか、全体的に難易度が高すぎて、いきなりやるには難しすぎるのでは。。。

わからない内容が多い。。

良くも(?)悪くも、
かなり独特な専門用語や、伝統芸能にかかわる言葉、
具体的に何を指しているのかわからない言葉が随所に出てきます。

この人はなんでこんなことまで知ってるんだろう、という範囲の言葉まで出てきて、
なんだかすごい人だなーという感想を抱かざるを得ないのですが、
一般的な読者層には、そうとうわかりづらい内容になってます。

また、雑談のような話も多く、
「ボイトレの本」としては、ちょっと読みづらく、不要な部分が多いかと。
色々と説明不足感がすごいです。。

どんな人におすすめ?

刺激が欲しい方に・・・w

既存のボイトレに限界を感じている方、飽きてしまった方、
新しい練習方法を見つけたい方、
そんな方にオススメ、かもしれません。

僕も、そのまま取り入れるのは難しそうですが、
部分的に練習方法を取り入れていってみたいと思います。

ということで、気になった方はどうぞ。

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