高音が安定しない人のためのトレーニング!裏声も地声も鍛えてミックスボイスを手に入れる!


こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

今回は、高音が揺れてしまう!という方に向けて、どんなトレーニングをしたらいいのか、という話です。

裏声と地声を鍛えよう、というタイトルですが、さて。



高音で声が揺れる理由

さて、まずは、なぜ高音で声が揺れてしまうのかという話から。

原因としてよく挙げられるのが、
高音に上がっていくにつれて、地声で出したらいいのか、裏声で出したらいいのか迷ってしまうことです。

地声で出そうか、いや無理だから裏声で、でも地声で出したい、いや無理だから裏声で。。
とやっていると、「あぁーアァあぁあーアー」と、地声と裏声が交互に混ざってしまい、声が揺れているような状態になってしまいます。
ひらがなの「あ」が地声で、カタカナの「ア」が裏声のイメージね。
逆でもいいけど。

まぁ、実際にはこんなに意識的ではなく、無意識にそうなってしまっているので、どうしても声が揺れてしまう。

さてさて、こんな時はどうしたらええんかね。

というのを説明した画像がこちら。

細かく解説していきます。

裏声と地声を分離する

迷ってしまうのが良くないよ、というのであれば、
迷わずどちらかの声が出せるようになればいいじゃない。

ということで、まずは、裏声で出す!と決めて声を出したり、
地声で出す!と決めて声を出したりして、
それぞれの声をしっかり出せるようにする必要があります。

これを、地声と裏声を分離すると表現する人もいます。

裏声を出そう!と決めて、裏声だけで声を出してみる。
逆に、地声を出そう!と決めて、地声だけを出してみる。

つまりこれが、地声も裏声も両方鍛えよう、ということですね。

この、地声と裏声の分離をして、両方を鍛えることで、
ミックスボイスを習得することができる、と説くトレーナーの方もいらっしゃいます。
声が揺れてしまう問題を解決しつつ、ミックスボイスを習得できるなら、
やってみるしかないじゃない。

裏声の鍛え方

じゃあ実際、裏声を鍛えていくにはどうしたらいいか。

裏声に関しては、どうやったら出しやすいのか、という記事も以前に書いております。

20.テクニックを身につけて歌唱力を上げよう!裏声編

で、裏声が出せるようになれば、
発声練習用の音源を使って練習してみてください。

 

だんだん音程が下がっていくパターンになってます。

大事なのは、
音が揺れずに裏声を伸ばせること、
音程が低くなってきても、同じく揺れないように出すこと
です。

とくに低音になってくると、どうしても音量が出せなくなってきます。
ある程度はしょうがないのですが、
それでも地声になってしまうのを極力避けるように声を出してみてください。
地声に変わらないように出せるようになると、
地声と裏声の分離ができるようになってきた、と言えることになります。

初めのうちは難しいと思いますが、繰り返し練習してみましょう。

地声の鍛え方

今度は地声のほうの話。

まずは先ほどの裏声を鍛えてから、地声も鍛える、という順番でいきましょう。

いきましょう、と言いつつ、
地声と裏声、どちらを先に鍛えるのがいいのか、というのは諸説あるみたいですが、
一番いいのは、本人が苦手な方から鍛えてあげるのがいいのかな、と個人的には思っています。

が、一般的には裏声を普段から出してる人ってあんまりいないので、
鳴れてない裏声を鍛えてから、地声にも注力するのがいいのかな、
という気がしてます。
(※裏声だけ出しときゃいい、という意味ではなくて、地声も練習しとくべきですけどね。
  重点を置くのは裏声から、という意味で。)

で、実際の練習方法ですが。
こちらの練習動画などを使ってみると良いかと。
「オクターブスケール」と呼ばれるもの。

 

あるいは、「1.5オクターブスケール」というものも。

 

いずれも、低音から始めて、一気に高音まで駆けあがっていくようなスケールになってます。
最高音に到達したところで、低音と同じような声の出し方をするように心がけてみて下さい。

慣れないうちはしんどいかもしれません。
しんどいですが、
頭の上から声が抜け出てくるイメージ、や
下半身での支えをしっかりしておくイメージ、
あたりを念頭に置いて、やってみて下さい。

高音が安定しにくい場合は、
高音を何度か繰り返すことで慣らしていくパターンにしてやってみるのも一つの手です。

ということで、「オクターブスケール変化形」という動画も作ってみました。

 

また、こちらの記事なんかも参考にどうぞ。

高い声が出したい!高音を発声するコツと練習方法をご紹介

63.しっかりした歌声を手に入れたい!声の「支え」を使おう

まとめ

ということで、裏声と地声、両方とも鍛えよう、という話でした。

高音が揺れてしまう原因として、
裏声で出すのか、地声で出すのかを迷ってしまっていることが挙げられます。

なので、地声、裏声の両面から、
高い音、低い音の両面から、
鍛えてあげることによって、
高音を出す際にスムーズに出すことができるようになる、という話です。

発声練習の音源も使って、ぜひ練習してみてください。

それではまたー。

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