音楽パフォーマーは佐渡裕さんみたいな指揮者を目指すといいんじゃないかな


こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

今回は、ボーカルが上手くなりたけりゃ指揮者を目指せ!
というテーマで。

・・・ふざけてるわけじゃないんですけどね。
一応、それなりに考えたので、読んでくださいな。ねぇ。



佐渡裕さんって?

佐渡裕(さどゆたか)さんといえば。
ウィーンの管弦楽団でも指揮を振ってる、世界的に有名な指揮者のひとり、です。

日本で有名な活動と言えば、
「題名のない音楽会」という番組の司会をやっていたり、
毎年年末恒例になっている「一万人の第九」の指揮をしている方です。

まぁ、詳しくはWikipediaをご覧ください。

 

ちなみに、今回のブログ記事のテーマとして
なぜ他の指揮者じゃなくて佐渡裕さんなのかというと。

・・・僕、指揮者って佐渡裕さんぐらいしか知らないからです(ぉ

いや、有名な人なら名前ぐらいは知ってますよ。
カラヤンとか、バーンスタインとか、小澤征爾さんとか。

ただ、佐渡さんを見ていると、
指揮を振る姿がダイナミックですごい方だなと。
汗だくになりながら、全身で音楽を表現している、
その感じがちょっとすごいな、と思ったんです。

今からそんな話をします。

パフォーマーの役割は「魅せる」こと

さて。
うちのブログは「ボイトレ」のブログなので。
特にボーカリストの方にターゲットがあるわけですが。

ボーカルの役割って、音楽を「魅せる」ことだと思うのです。

特に、バンドの形式で音楽をやっていると。
真ん中に立って一番お客さんに見られる存在だし、
音楽の中でも、ボーカルを際立たせて聞かせるのが、特にポップスの聞かせ方としては主流。

なんで。
そのボーカルが、率先して「音楽をカッコよく魅せる」という動きをしないといけないな、と思うわけなのです。

そのために必要なこと。

歌の上手さと、
音楽を全身で表現すること、
だと思うんですよね。

もちろん、ボーカルに限った話ではありません。
各パートが、各々で音楽を表現すること。
楽器の演奏で出る音、だけではなく、それ以外での音楽表現。
それが大事なんだと思います。

全身で音楽を表現する、とは

佐渡裕さんの話に戻りますが。
映像で、指揮を振ってる様子を見てみましょうよ。

こちらです。
ちょっと画像が荒いですが。。

 

そもそも出だしから、指揮棒が折れるほど振ってたんかい!という話ですが。

そして、大きく手を振り上げて、
ゆったりと音楽を紡ぎ出し始めるわけですね。

こまかく腕を振ったりしながらダイナミクスを表現しつつ、
激しい曲調のところは激しく動き、
ゆったりした曲調のところはゆったりと動き、
テンポ、次の楽器の指示などを繰り出していきます。

曲が後ろで流れている中で、
佐渡さんだけの映像になっていても違和感がないというか。
佐渡さんの体が全部の音を鳴らしているんじゃないか
ぐらいの印象を受けるわけです。

もう一個。

 

こちらは、たまにしか指揮者が映りませんが。

例えば1:18あたりからのシーン。
佐渡さん、歌ってますよね。
文字通り、表現豊かに音楽を表現している

表情を変えたって、指揮者が歌ったって、
オーケストラから鳴る音は変わらない、はず、
なんですが。
でも、鳴ってる音が違う気がする。

それは、全身で音楽を表現しているから、なんだと思うわけなのです。

ライブパフォーマンスが上手い、とは

僕がボイトレのレッスンをしていると、時々ですが、
「ライブパフォーマンスってどうしたらいいですか」
と質問されることがあります。

そこで、いろいろと具体的にアイデアを出してあげたりするんですが。
でも、これも結局のところ
全身を使って音楽を表現する
ということに尽きるんだと思います。

先ほどの佐渡さんの映像の例のように、
例えば小刻みに手を動かして、
「もっと、もっと音出して!」なのか
「いまから、どんどん音を出すよ!」なのか
「ゾクゾクする感じで!」なのか、
・・・言葉でうまく表現できませんが、
音楽が持っている勢いみたいなものを体で表現して見せる。

演奏者はそれを見て
「あ、ここで勢いをつけるのか!」と思って演奏する。
観客はその演奏を聞いて、そして佐渡さんの指揮をみて
「ここで勢いが付くの、いいね!」となる。

ライブパフォーマンスが上手い、というのは
音楽を音でも体でも表現できた時に初めて「上手い!」となるのかと思います。

必要なのは音楽に対する「解釈」

それができるようにするには
音楽を解釈しておく必要があるんだと思います。

「ここで勢いをつけるといいんだな」
「ここはゆったりと流れるんだな」
といったことが頭に入っていないと
その表現はできません。

音楽的に正しい解釈じゃなくても、いいんだと思います。
なんというか、
ここ!ここが良いんだ!!ここを聞いてくれ!!
という気持ちを伝えられたらいいのではないかと。

それを表現するために
顔の表情を使うのがいいのか、
腕の動きを使うのがいいのか、
足でリズムを刻むのがいいのか、
小道具を使うのがいいのか、
それは、アイデア次第だとは思うのですが。

いずれにしても、事前に音楽を解釈しておく、
ということが重要なんだと思います。

まとめ

ということで、佐渡さんの話でした。

パフォーマンスを見せるには、
全身で音楽を表現すること、と、
その音楽を解釈して表現できるようにしておくこと、
が重要だよね、という話です。

指揮者なんて、自分のやってる音楽に関係ないな、とか思わずに、
見てみて、盗めるところは盗んでしまいましょう。

それではまたー。

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