効果的な歌の練習って?小声で歌うのも効果あり!?歌が上手くなる練習方法を脳科学の観点から考える
こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。
今回は、効果的な練習とは?という話です。
先日、Twitterでこういう記事を見かけました。
「効果的な練習」を行うにはどうすればいいのか?を脳の仕組みからわかりやすく説明するとこうなる https://t.co/Ch3sjWzWH2 pic.twitter.com/rb5QHOO8cH
— GIGAZINE(ギガジン) (@gigazine) March 8, 2017
歌の練習も同じようなことでしょう、
ということを書いてみようかと思います。
上で紹介した記事を絵にまとめると、
こんな感じ。
効果的な練習方法って?という話。
集中して、繰り返し練習。ゆっくりと理解しながらやる。できるようになればイメージトレーニングだけでも効果あり。
脳の神経回路を発達させるためにやる、と考えると、どういう時間のかけ方が有効かに気づけるかも。#ボイトレ #カラオケhttps://t.co/53Y1ZWQeIu pic.twitter.com/jGbGWIkVdn— でんすけᔦꙬᔨボイストレーナー (@densuke_snail) February 19, 2018
歌を「練習する」ってどういうこと?
歌を練習する、と一言でいいますが、
歌の練習って、どういうことでしょう?
練習するということは、
「なにも考えなくても自然と歌える」状態にもっていくこと、
だと思うんです。
歌の練習じゃなくても、ほかの楽器でも、
あるいはスポーツや、勉強でもそうですが。
なにかする毎に「ここは、えーっと、こう」
と考えながらやってると非効率なわけです。
「1+1は2ね」と間髪入れずにできるようにする。
何も考えなくても、瞬間的にできるようにする。
それが「練習」の目的だと思うわけです。
歌を1万時間も練習する?
なにかを極めるためには、
「1万時間」練習すればいい、と言われることもありますが。
それはあまり効果がないでしょう、
というのが、冒頭で紹介した記事です。
それよりも大事なのは練習の質です。
集中すること、です。
テレビやラジオを消して、
場合によっては携帯電話もOFFにして
雑音を排除して集中することと。
自分ができないことに集中してやる。
弱点を狙うのが大事。
高音が苦手なのか、低音が響かないのか
裏声が出せないのか、リズム感が悪いのか。
自分の弱点をあぶり出しておくことが大事です。
集中して「繰り返す」
集中して練習するのが重要。
そして繰り返して練習するのも重要。
繰り返すことで、脳の神経が成長し、
脳からの指令がちゃんと筋肉に届きやすくなる。
ということですね。
継続は力なり、ということです。
うちのブログでは、発声練習用の動画というのをいくつか作成していますが、
ベーシックな練習内容になっているため、
「繰り返して練習する」という用途には向いていると思います。
歌の練習に、ぜひお使いくださいませ。
歌はゆっくり練習する
弱点をあぶり出す、という意味でも、
不得意なことをしっかり練習するという意味でも、
ゆっくりのテンポで練習する、というのは重要だと思います。
冒頭の記事でも同様のことが書かれていましたが、
ゆっくりから始めて、徐々にスピードを上げるのが有効、とのこと。
特に、リズムの練習で
テンポを下げて練習をする、ということが多いですが。
音程や声色が上手く出せない、
表現が上手くできない、という時も、
案外テンポの速さに翻弄されている場合があります。
なので、ゆっくりのテンポから練習をやってみる、
というのは重要です。
こんな記事もあります。
参考にして頂ければ。
小声で歌うのも、イメージトレーニングで効果あり!?
GIGAZINEの記事によると、
練習を続けていって、それなりのことが、それなりにできるようになってくると、
あとは
たとえば。
高音が、こうしたら出せるな、と分かった後、
リズム感を出せるような歌い方が分かった後、
欲しい声質が出せるようになった後。
あえて声を出して練習しなくても、
例えば小声で歌う練習するだけでも
声の出し方を定着させるための練習になり得る、ということですね。
練習場所に困ってる人も、
ある程度できるようになったら、自宅で小声ででも
それなりの練習効果が見込めるということです。
練習後に寝かせる?
こんな記事を書いたこともありますが。
先ほどの「イメトレだけでも意味がある」というのとちょっと似ていますが、
練習した後にちょっと寝かせてもいいんじゃない、という話。
さぼっていい、というわけじゃなく、練習できてから、ということですが。
うちの記事では
休むことで、ちょっと頭を整理する、ということが言いたかったわけですが。
たぶん、休んでる間でも、ある程度
「あのとき練習、ああいう感じだったなー」とか
「こうしてればよかったんじゃないかなー」という反省とか
それを考えているだけでも意味があるんじゃないかと思うわけです。
そういう意味では、
「歌を歌う」だけが歌の練習ではないと言えるかもしれません。
まとめ
ということで、歌の練習とはどういうものか、という話でした。
歌を歌う、ということ自体、もちろん必要なことですが。
何に注力して練習するのか、というのが大事。
そして、キッチリと練習できれば、
あとはイメージトレーニングも大事です。
焦らずにじっくりと取り組んでいけば
いつか上手くなるはずだ!
それではまたー。
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— でんすけᔦꙬᔨボイストレーナー (@densuke_snail) March 9, 2018
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