17.英語の歌詞が苦手な人へ、英語の発音をきれいにして歌おう

english
英語の歌詞が苦手な方。
いらっしゃいますよね。

普段、英語使わないし。何言ってるかわからないし。
でも良い歌なんだよなー。歌いたいんだよなー。
という方も。

どうやって英詞アレルギーを克服すればいいか
ちょっと考えてみましょう。

・・・英詞アレルギーっていま勝手に言葉作りました。
すいません。



17.1.まずは音で覚えちゃう

とりあえず、もう、英語わかんなくてもいいです。
歌詞も見なくていいです。
音で聴きまくって覚えてください

たとえば定番の、カーペンターズの「Top of the world」

英語がわかる人は、
あぁ、「Such a feelin’s comming over me」って言ってるんだー
と最初から歌詞を見て覚えてもらえばいいのですが、
僕のような一般ピーポーは、歌詞見ながら聴いてもついていけません。

なので、音で聴いて覚えて、
なんとなく覚えてきたな、歌えるようになったな、と思ったら、
英語の歌詞をみて、
へー、「Such a feelin’s comming over me」って言ってるんだー
と思うようにしてみたほうがやりやすいと思います。

ポイントなのは、音で覚えた後、
必ずどういう英語になっているか、歌詞を見て確認するということです。

え、音で覚えたんだからいいじゃん!
と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

何の単語を発音しているのかをわからずに発音してしまうと
思い込みなどもあって、どうしてもあいまいな発音になりがちです。
また、万が一歌詞を間違えてしまったときに、どこにいったかわからなくなって元に戻れなくなりがちです。

感覚で覚えつつ、頭で理解していきましょう。

17.2.語尾の子音の発音を考える

英語の歌詞を、よくカタカナで表記したりすることがありますよね。
先ほどの「Top of the world」を例にとると、
「サッチ ア フィーリン カミン オーバー ミー」みたいな。

それ、できればやめてください

単純にかっこ悪いから、ということもあるのですが、
カタカナで表記した言葉をそのまま発音するのと、英語の発音は絶対に違います

なぜなら。
英語で歌を歌われる場合、わざと発音しない言葉、というのが出てくるからです。

たとえば、ここ最近で一番わかりやすい例となってくれたのが、
ご存知「アナと雪の女王」の主題歌「Let it go」
このサビの部分ですね。

正しい歌詞は「Let it go」、まじめにカタカナにすると「レット イット ゴー」です。
でも、みなさん「レリゴー、レリゴー」と表現したりしますね。
・・・まぁ、その表現も遠くはないですが、正確ではないです。

これは、「Let it go」の「t」だけ、
ほんのりと「トゥ」というだけにとどめているから「レリゴー」のように聞こえるのです。
間違えてほしくないのは、「t」の音は発音していないのではなく、
子音だけ発音しているということです。

日本語でいう「ト」の発音、ローマ字で書くと「TO」となりますね。
これは、子音が「T」、母音が「O」です。
むりやりカタカナで書くと子音が「トゥ」、母音が「オ」です。

英語では、この母音を発音しない場面が頻繁に出てくるのです。
基本的に単語の語尾は、母音を発音しないと思っていてほぼ間違いないです。
あ、完全に母音で終わってる単語は別ですよ。「go」とかね。

では、「Let it go」の「t」を、子音だけ発音しているんだ、
と思いながら、もう一度さきほどの音源を聞いてみてください。

・・・
どうでしょう。
無理にカタカナで書くと「レルィッゴー」みたいな感じでしょうか。
「Let it」は、Letの「t」の子音だけ発音して「it」とくっつけてる、
「it go」は、itの「t」の子音だけ発音して、小さい「ッ」が入ってるみたいになってる。

これは、先ほどの「Top of the world」を聴いても同じようなことが言えます。
例えば、このサビの部分。

「I’m on the」は、「アイ モン ザ」のように「m」の子音と「on」をくっつけてる。
「top of the world」は「トッ ポブ ザ」のように「p」の子音と「of」をくっつけてる。
「looking」に至っては、最後の「g」をほぼ発音していません。
なんなら歌詞を見ると「lookin’」と「g」を省略して表記しています。

この子音だけを発音するという感覚、
日本人は普段そんなことをしないため、なかなか理解がしづらいです。

ただ、先ほど僕が、音を覚えたら歌詞を見て確認しましょう、と書いたのは、
英単語をネイティブの人がどう発音しているのかを、
音を聴いて感覚でつかみつつ、歌詞を見て頭で理解してほしい、と思っているからです。

なかなかつかみづらいかもしれませんが、何度も聴いて慣れていきましょう。

17.3.Rの発音

さて、もう一つよくあるのが、「Rの発音」です。
さきほどの「Top of the world」の音源、サビの部分を聴いてみてください。

「Top of the world lookin’」のところです。
この「world」の発音。
こういうところは、いわゆる「Rの発音」、
よく学校で「L」と「R」の発音を習うとき、「R」舌を丸めて「アーゥル」とやりませんでした?

それはその通りなんですが、これをやりすぎる人がいます。
やりすぎると、こもった声になり過ぎてかっこ悪いです。
逆にやらなさすぎると、まっすぐになりすぎて、ちょっと幼い感じになってしまいます。

舌先をほんの軽く上に上げる程度、です。

僕も、ちょっとやってみました。
まずは普通に歌ってみた。歌下手とか言わんといてっ!

次、わざとアールになりすぎた版。

最後、アールにせずに、思いっきりまっすぐ歌った版。(なぜか鼻声になっている。。)

どうでしょうか。
ちょっと短いフレーズだったのでわかりにくいかもですが、
一番最初のが一番自然に聞こえるかと思います。

以前、口の開け方ひとつで声の響きが変わる、ということ書きましたが、
このアールの発音に関しても同じ事です。
いろいろ舌の力加減を調節しながら声を出してみましょう。

まとめ

英語の歌詞を歌うのは日本人には難しいですが、
まずは音で覚えてしまって、後から言葉を確認してみるとわかりやすいと思います。

また、単語の語尾の母音は発音しないことや、
Rの発音をやりすぎないこと、など、
ネイティブの人がどういう発音をしているのかを分析してみると、
より自然に近い英語が発音できるようになるかと思いますので、
ぜひ挑戦してみてください。

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