37.こんな人は伸びます。歌が上手くなるための心構え3箇条
こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。
非常に仰々しいタイトルを付けました。
何様のつもりやねん、という感じですが。。
まぁ、実際ボイストレーナーとしていろんな人を教えていますが、
上手くなる人、なかなかならない人がいるわけですね。
本人の素質の問題もあるかもしれません。
僕の教え方うんぬんもあるかもしれません。
でも、それだけじゃないんじゃないか?
ということで、実際に上手くなるような人たちは、
どのような心構えをしているのか。
僕が考える要素を書いてみようと思います。
37.1.3つの心構え
では、さっそく挙げてみたいと思います。
じゃーん。
- すぐには結果が出ないと知ること
- 素直に実践してみること
- よりよい音を追求すること
はい、こんな感じ。
一言にまとめるとシンプルですね。
もうちょい真意を説明しますので、もうちょいお付き合いください。
37.2.すぐには結果は出ない
そうです。
すぐには結果は出ません。
これを知らないと、ちょっと練習して、すぐにあきらめてしまいます。
僕の一番最初の記事でも、
「歌うことは簡単だけど、『上手く』歌うことは難しい」と書きました。
よく、すぐに歌が上手くなる!とかいう触れ込みがありますが、
あんなのうそっぱちだぜっ!と思います。
そもそも、歌というのがなぜすぐには上手くならないのか、というと。
- 間違ったクセが習慣付いているから
- 正しい筋肉が使えていないから
ということです。
例えば気づかずにダメな声を出し続けていると、
自分の歌い方としていつの間にか定着してしまっているいことが多いんですね。
これが「間違ったクセ」です。
そのため、それを治すのに時間がかかってしまうのです。
また、「筋肉が使えていないから」というのは、
声を出すため(声帯などを上手く動かすため)の適切な筋肉、
あるいは腹式呼吸をするのに必要な筋肉が使えていない、ということです。
例としてわかりやすいかどうかわかりませんが。。
たとえば、左右どちらかの眉毛だけ上下できる人、いますよね?
でも、できない人はできない。
日本人はできない人の方が多いそうです。
顔の筋肉のつくりは、みんなそんなに変わらないはず。
なのに、できる人はなぜできるのか。
それは、顔の筋肉を意識的にうまく動かすことができている、ということです。
動かせるはずの筋肉も、普段使わない人にとっては動かし方すらわからないものになります。
こういうのは、くりかえして練習しないとできるようになりませんよね。
37.3.素直に実践してみること
先ほど、間違ったクセがある、というのが問題だということを書きましたが、
これ、治そうとすると、けっこう生徒さんに拒絶されます。
いや、あからさまに「いやです!」と言われるわけではないんですよ。
今までの自分の歌い方を変えたがらない、というか変えられない人が多いのです。
今までこうやってきた、という習慣は、そのまま続けた方が楽です。
なので、そっちの方が正しい、と思ってしまう or 思いこんでしまうことがあります。
それも、無意識のうちに。
なので、素直に、こういう声の出し方をしましょう、を意識して実践するのは大事です。
37.4.よりよい音を追求する
これは、ある程度基礎が固まった後に大事な話です。
出典は忘れてしまいましたが。。
「聞いたことのない声というのは、出すことができない」
というような文章を読んだことがあります。
これはまさにその通りで、聞いたこともない声は出そうとすら思いませんし、想像すらすることはないと思います。
ものすごく高い声、低い声、シャウトする声。
あるいは誰か有名な歌手のような声質やら、難しいテクニックとか。
日常生活で出さないような声を歌手の方が出していることがあります。
こういうものは、聞いたことがなければ出そうとすら思わないものです。
なんでもいいんですが、歌を聞いていて、この声ちょっと出してみよう、と思ったらその声を分析してみてください。
この歌手のこの声は、どれぐらいの声量で、張りがあるのか、
どっしりしているのか甲高いのか、息が抜けているか。
実際に出そうとしてみて、あれ、これってどうやって出すんだ?と思ったら。
改めて基礎に立ち返ってみたり、トレーナーに聞いてみたりしてください。
37.5.結局、定期的に練習すること
心構え3点の話をしましたが、それを踏まえて、
結局、定期的に練習する、というのが大事です。
ボイストレーナーやってると、生徒が練習してきたかどうか、だいたいわかります。
レッスンだけで、すぐにその場でできるようになれば苦労はしません。
もちろん、ある程度繰り返してやってみて、その場で身に付けてもらおうともするのですが、
次のレッスンで忘れていたり、意識できなかったりして、できなくなっていることも。
歌に限らず、なんの技術でもそうですが、
意識しなくてもある程度できる、という段階に至るまでは、やはり繰り返すしかないですよね。
何度も書きますが、「歌うことは簡単だけど、『上手く』歌うことは難しい」のです。
歌うって簡単なことだよね、と思っていると、繰り返し練習する気になれませんが、
『上手く』歌うのは難しい技術なんだ、と思うと、繰り返し練習する必要性が理解していただけるかと。
まとめ
ということで、意識高い系(キリッ)な話を書いてみました。
時間はかかるけど、一度素直にやってみましょう。
んで、いろんな声、音を分析してみて、出せるように練習してみましょう。
そういうお話。
ちなみに、意識高すぎて無理やわwwwという方には、こんな記事を。
すぐに歌が上手くなるたった一つのコツ
あくまで対処療法として、よくある間違った声の出し方の一部を直しているだけですが、
ある程度即効性はあるかと思いますので、よろしければどうぞ。
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— でんすけᔦꙬᔨボイストレーナー (@densuke_snail) March 9, 2018
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