53.歌を聞かせるために積極的にしゃべろう。効果的なMCの話

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どうも。ボイストレーナーのでんすけです。

今回は、歌の話、ではなく、しゃべりについての話。

バンドでボーカルをしている人にとってはやらないといけないことですね。
MCが苦手なんだよなー、という人も多いはず。

一方、カラオケで歌うだけだから関係ないやという人も多いかと思いますが、
そんな人でも、歌う前に少し場を盛り上げることができればより楽しく歌えるようになるはず。

そんな、案外大事なMCの話。



53.1.そもそもMCってなんだよ

MCとは。

Master of Ceremoniesの略。セレモニーの進行役、という意味です。
さらに意訳すると、司会者、ということですね。

つまりは、その場の流れを作る人、という認識でいいかと思います。
単に「しゃべってる人」というわけではないです。
場の流れを作るためにしゃべる、ということですね。

53.2.場の流れってなんだよ

歌を歌う人が作りたい流れ、というのは、
まとめるとこういうことかと。

  • 飽きさせない
  • 注目させたい
  • 盛り上げたい

なんか言葉が端的過ぎて、中学生みたいですけど。。

53.2.1.飽きさせない

大体の人は、音楽ばっかり聞いてても飽きるわけですね。
ちょっとしゃべりたいんです。
しゃべること、話を聞くこと、コミュニケーションをとることというのは、
人間にとってはエンターテインメントなんです。

なので、曲の合間にしゃべることで、お客さんを飽きさせないようにするわけですね。

あと、バンドで歌っている場合、楽器隊がチューニングをするための時間が必要なこともあります。
その時は、しゃべりで間をつないであげる必要があります。
飽きる、というか場がシラけてしまうので。

53.2.2.注目させたい

人と人とがコミュニケーションをとると、自然と親近感がわきます。
すると、歌っている人に注目をしてくれやすくなるわけです。
また、親近感を持つと、その人の歌に感情移入をしやすくなります。

どこのだれだかわからない歌手の人が歌っているのを聞いてもなんだかピンと来ないものですが、
知っている人、好きな歌手なんかが目の前で歌ってくれると、なんだか嬉しくなるものです。

好きな歌手が歌っているのを見て、ファンの子がボロボロ泣いちゃったりするのも、それです。
もちろん歌の上手さもあるのですが、「この人が歌ってる!」という感情は少なからずあるはずです。

53.2.3.盛り上げたい

飽きずに、注目してもらって、歌を聞いてもらう。
あとはより盛り上がってもらうだけです。

ノリのいい曲だと、手拍子とか、腕上げたりとか、タオル回したりとか、
そんな動作をお客さんに求めたりしますね。
これ、「煽り」と呼ばれます。
お客さんを煽って手拍子させる、とか。

逆にバラードだと、なにかしら心にしみる話をした後に歌ったりして
できるだけ感情移入してもらいやすくすることが多いです。

ただこれ、実際にやると難しいです。
何が難しいって、恥ずかしいんです。
歌っている側、しゃべっている側が恥ずかしいのはともかく、
聞いてる側、お客さん側が恥ずかしいんです。
ノリノリで手拍子しちゃったりとか、感情移入して泣いちゃったりとか、恥ずかしいわけです。

そこらへんの精神的なハードルをどうやって下げるのか。
MCの一番難しいところではないかと。

逆に言うと、友達同士で行くカラオケなら煽りやすいです。
みんなでバカやっちゃえ!という関係性なら、みんなでやっちゃえますからね。

53.3.なにしゃべったらいいんだよ

実際問題、なにしゃべったらいいの?という話。

これはぶっちゃけて言うと「なんでもいい」です。

だいたい、しゃべってるとその人の性格が出てくるもので、
聞いてる人は、ああこんな人なんだな、と思いながら聞いてくれます。

そういう意味では、キャラに合わないことだけは言わないほうがいいと思います。
普段しゃべりちらかすキャラのくせに、MCの時だけ真面目にしゃべっちゃったりとか、
普段まじめなのに、MCの時だけ小ボケを入れようとしてみたりとか。
そんなことをすると、だいたい失敗してへこむのでやめておきましょう。

53.4.しゃべる内容は決めていった方がいいの?

ライブするなら、決めていきましょう。
カラオケとか軽い感じでやるだけなら、適当にやりましょう。

しゃべる内容を決めておく、といっても、
一言一句を紙に書いて覚えていく、ということではなく。
何となく、この辺でメンバー紹介しようかなーとか、こないだの失敗談話そうかなー、とか
大まかなことを決めておけばいいかと思います。
すべらない話みたいにして、ちゃんとオチまで喋りたい場合は、細かい流れを確認しておいたほうがいいかもしれませんけど。

ライブをしたりなんかすると、だいたい時間が足りなくなったり余ったりして思った通りに行かないことが多いので、
話のネタだけは多めに持っておいて、その場に応じて出したり出さなかったりするのがいいと思います。

まとめ

ということで、MCについてでした。

コミュニケーションを取って知ってる人同士になると、
より感情移入してもらえたり、盛り上がってもらったりしやすくなります。

そのためにMCというものがあると考えておくと
方向性が少しつかみやすくなるかと思います。

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