88.歌い手の大敵!?喉声がダメな理由と治す方法
こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。
今回は「喉声」です。
歌を習ってる人はまずご存知の言葉かと思いますが、
それほど詳しくない方でも聞いたことのある言葉ではないでしょうか。
「喉声」は良くない。
よく聞くフレーズかもしれませんが、具体的にどういう声で、何が悪いのか。
喉声になっていたらどうしたらいいのか。
その辺りを解説してみようと思います。
88.1.喉声とは?
いわゆる、のどを締めたような声、です。
首回り、声帯の周りの筋肉を必要以上に使ってしまい、声の通り道がなくなってしまうことで、聞き苦しい声が出てしまいます。
やってみました。
前半は普通に声を出した感じ。後半のどを締めて出す感じ。
苦しそうな、細く鋭い声に聞こえますね。
健康的ではない印象の声になります。
歌を歌うにあたっては、この声は出してはいけない声とされます。
88.2.喉声の何がダメなの?
何がダメって、聞き心地が悪いからダメです。
声帯周りの筋肉が無駄に動いて空気の通り道が狭くなることで、無駄に勢いよく息を吐かなければ行けなくなるため、無理やり出したような声になってしまうのです。
また、自分の喉にもダメージが大きいです。
無駄に勢いをつけた息が通っていくことで、声帯やその周りの粘膜に圧力がかかり、傷が付くこともあります。
それが、声が枯れる原因になったり、ひいてはポリープなどの重い症状になることも。
喉声には気をつけよう。
88.3.喉声をどうやって治すの?
喉声になってる場合はどうしたらいいのか。
一番簡単に言われるのは、喉を開くということです。
喉を開く、ということについては、以下の記事も参考にどうぞ。
口の開け具合、特に口の奥を意識して開けましょう。
あともう一つ。
どうしても喉に力みを感じてしまう方は、喉以外の場所で声を出してるイメージで歌ってみる、なんてのはいかがでしょうか。
よく、お腹から声を出しましょう!とか、
高い声は頭に響くように、頭から抜けるような声で!
などと言われたりしますが。
もちろん、お腹から、頭から声が出るわけはないですが、それをわざと鵜呑みにしてみる。
頭に響かせるんだな、とか、お腹で支えるんだな、と、喉とは別のところに意識を置くことで、自然と喉が力まない状態になる、という感じ。
正攻法ではなさそうな感じがしますが、
個人的には、割とアリだと思います。
高音になるにつれて、どうしても喉に力を入れないといけない、という先入観を持ってしまっている可能性があります。
まずは、喉で力んでもいい声は出ない、意識すべきは他のところ、と考えると自然にうまくいくかと。
まとめ
ということで、喉声についてでした。
喉声になってしまうと聞き心地の悪い声になるし、自分の喉にもダメージになるので、よくないということですね。
喉を開ける、という意識、
あるいは喉以外の部分に意識を持っていくことで喉声を回避していきましょう。
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— でんすけᔦꙬᔨボイストレーナー (@densuke_snail) March 9, 2018
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