43.体の動き、表情筋を使おう!歌が上手くなる体の動きの話

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今回は、歌うときの体の動きについて書いてみたいと思います。
いわゆるライブパフォーマンス、という観点だけではなく、歌声を発声するための体の動きとも関連してくる話になります。
なので、ライブや発表会でパフォーマンスをカッコよくしたい、という人だけでなく、
友達とカラオケに行くときでも、参考にしてもらえば、と思います。



43.1.まったくの直立不動で歌うことについて

腹式呼吸を解説した記事でも書いたのですが、ボーカリストの基本は姿勢からということで、
「背筋をまっすぐにして歌いましょうね」
ということを書きました。

これ、実際のボイストレーニングの現場でもよく言うんです。
特に習い始めのうちは。

なぜそんなことを言うかというと、純粋に呼吸をすること、声を出すことに集中してもらいたいからです。

背筋をまっすぐにしてちゃんと立っていると、
体がバランスよく立てる、ということになります。
つまり、立つ、ということに意識を割きたくない、ということ。

それよりも、
・自分の体がどうなって腹式呼吸をしているのか
・どうやって声を出しているのか
を感じ取ってもらい、基本的な動き方を身に付けてもらいたいからです。

で、それを言うと必ず疑問に思われることがあります。
「じゃあ、プロの歌手も常にまっすぐな姿勢で歌っているのか」

答えはNOです。まあ、見てたらわかりますよね。

じゃあなぜ直立不動で歌わないのか。
それは

  • 歌いにくいから
  • 見ていて面白くないから

ということです。

見ていて面白くないから、というのはライブパフォーマンス的な観点なので、今回はおいておきましょう。
歌いにくいから、という観点で見ていきます。

43.2.体のどの部分を動かすと歌いやすい?

具体的にどこを動かせばいいんだ!という確定的な話はないのですが、
歌を歌うときに無意識に動かしがちなのは

  • 手・腕
  • ひざ
  • 表情

あたりでしょうかね。

それぞれ、どんな時に動かせばいいのか、解説してみます。

43.3.手や腕を動かす

時々、高い声を出すときに、手を上に上げながら歌う人、見たことありませんか?
あれです。

あれ、音の高さに合わせて手を上下させることで、
自分の中で音の高さのイメージを作っているという側面があります。

これは手や腕を動かしているから、その音程の声が出る、という直接的なことではなく、
動かした手につられて声を出す筋肉が動いている、と考えた方がいいかと思います。

他にも、強い声を出したいときにはこぶしを握ってみたり、
声を伸ばすときに手を前に差し出してみたり、
リズム感を出したいときに手で拍子を打ってみたり。

パフォーマンスの側面もあるのですが、
そのジェスチャーにつられて狙った声が出る、ということもポイントです。

43.4.ひざを動かす

ひざ、と書きましたが、下半身全体的な話と考えてもらっていいと思います。
下半身は体を支える部分なので、ここがしっかりしていないと声が出しにくくなる重要な部分です。

高い声を狙って出すときは重心が高く上がってしまうと声が出にくくなるものです。
重心が上に上がっている、というイメージは、つまり、
喉のまわりの筋肉だけに頼って声を出そうとしてしまうことでバランスを崩している、ということです。

そのとき、ひざを少し曲げて腰をストンと落とすようにすると少し出しやすくなります。
特に、急に高い音が来る場合は有効かと。

逆に低い声を出すときは、あまりひざを曲げたりすると出しにくいです。
低音では、そのあたりの動きがあまり必要がないのです。

また、先ほどの手の動きと同じように、リズムを取る時にも使えます。
足でステップを踏んだりとか。
それほど難しい声を出さないときはリズムに乗ってステップが踏めるぐらい、下半身を自由に使えていると楽に歌えると思います。

43.5.表情(表情筋)を動かす

歌を歌うときに、表情筋も大事というのは、色んなボイストレーナーさんも言っていることです。

よく言われるのは、その歌に適した表情を作ることで、つられてその雰囲気の声が出せる、という話。
悲しい歌には悲しい表情を。
楽しい歌には楽しい表情を。
表情によって声色が変わります。

これ、結構いろんな要素が絡んでいると思っています。

  • お客さんが歌手の表情を見て、あぁいま悲しいんだなー、と表情から読み取ることでそんな声に聞こえる気がする
  • 表情を作ることによって、適した声色を発声するための筋肉が動きやすい
  • 表情を作ることによって、適した声色を作ることを思い出せる

一つ目のお客さんが勝手に読み取っている、というのは、ライブパフォーマンス的な観点です。
そんな声に聞こえる「気がする」というのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、
実際に表現がより伝わりやすい、という面はあるかと思います。

さて、大事なのは後半の二つです。
実際に笑顔を作ると、それに伴って明るい声になりやすいです。
悲しい顔をすると、悲しく暗い声になりやすいです。

注目したいことは、別にその表情を作らなくても、その声を出すことができるということです。
すごく明るい歌を、無表情で歌ってみてください。
できなくはない、ですよね。

でも、なんだか違和感を感じるはずです。
というか、難しいと思います。
明るい歌を歌って、明るい気持ちになった時には、自然に明るい表情になりたくなるものです。
逆に、明るい表情で歌うと、自然と明るい声になりやすいものです。

ということで、歌うときには適した表情を作るということを心がけみてください。
自然と適した声が出やすいのと、
間違った声が出ていると違和感を感じやすくなります。

まとめ

ということで、歌を歌う際に大切な、体の各部の動きについて書いてみました。

手やひざを自由に使うことで、声を出す筋肉が一緒に動いてくれることも期待できます。
また、表情を作るだけでも、その歌に合わせた声が出しやすくなります。

声を出すときには喉のことだけを気にしがちですが、
体全体を使って歌を歌う、という観点も大事、ということですね。

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