5.声よひびけ!響きを意識すると歌がよくなる

megaphone
腹式呼吸のやり方を学んだところで、
いよいよ声を出す時がやってきました。
やってきましたよ!

ではみなさん、声の出し方、わかりますか?
え、わかるって?



5.1.そもそも、声はなぜ出るのか

人間は、なぜ声を出せるのか。まずは仕組みの説明からです。

声を出すとき、直接関わってくる器官が、
「声帯」と「口腔」
です。

まず、声帯ですが。
肺と口をつないでいる空気の通り道「気管」の入り口あたりにある、
びらびらした膜を2枚重ねたようなものです。

この声帯のびらびらした部分を、適度に閉めて、
そこに空気を送り込むことで、声帯のびらびらが振動し、音を発生させています。
声帯のびらびら、言うなればギターの弦の役割をすると思ってください。

この、声帯の適度な閉め具合がポイントで、閉め具合によって声の高さを調節できます。
ギターで言うと、低い方のフレットを押さえるか、高い方のフレットを押さえるかで、
音程を調節できるのと同じ、ということですね。
あるいは、チューニングで音の高低を変えるために、
弦の張りを強くしたり弱くしたりできるのと同じですね。

さて、声帯を震わせて音を発生させました。
が、それだけでは足りません。
このままでは音が小さすぎるのです。

そこで出てくるのが「口腔」です。
要するに、口の中です。
さきほど声帯で発生させた音が口の中の空洞で響き
音が大きくなって聞こえてくる、という具合です。

こりずにギターで例えると、
ギターホール(ボディの真ん中あたりにあいている丸い穴)、あれと同じです。
あの穴から音が入り、ボディで音が響き、大きくなった音が聞こえるわけです。

もう一つ例えるなら、
コンサートホールや、聖堂、あるいは洞窟の中など、
声を出したら音が響き渡るような場所を思い浮かべてもらえればいいです。
口の中がコンサートホールみたいな感じ。

長々と書きましたが、

  • 声帯で音を出している
  • その音を口腔内で響かせている

この2点が重要なポイントです。

5.2.ハッハッハー

では、声を出してみましょう。
最初は「ハ」の音がいいと思います。

「八」じゃないですよ、「ハ」ですよ。
「はち、はち、はちー」って言いにくいからね。
「ハ、ハ、ハー」って言ってね。

音の高さは、出しやすいところで大丈夫です。
ハッハッハー。

ポイントは、

  1. 腹式呼吸したときの姿勢を思い出しながら
  2. 口を大きく開く

です。簡単ですね。
お家でやるときは、周りの人の迷惑にならないようにどうぞ。

scream

この、口を大きく開く、がやはりポイントです。
試しに、意識しないで、あるいはわざと口を大きく開かないで
ハッハッハーしてみてください。

先ほどのものと比べてみると、響きが違うと思いませんか?
口を閉じて声をこもらせてしまうと、お客さん側に声が届かない、はっきり聞こえない、
ということになります。
ひとつ前の例のように、口を開け、声を響かせることで、
響きが明瞭になり、はっきりと聞こえやすくなるため、その方がよい声だ、ということになるのです。

口の開け方ひとつで響きが変わる
先ほどの声の出る仕組みを思い出してもらえれば、納得していただけるかと。

5.3.ハーヒフーヘホー

だんだん、章タイトルがふざけてきました。
僕の悪いクセですね。

というわけで、今度は

  • ハ、ハ、ハー
  • ヒ、ヒ、ヒー
  • フ、フ、フー
  • ヘ、ヘ、ヘー
  • ホ、ホ、ホー

でやってみてください。

どないですやろか?

ポイントは、1点のみ。

どの言葉も、母音の口の形を、大げさと思うぐらいしっかり作るということ。
「ハ」の場合は「ア」の形
「ヒ」の場合は「イ」の形
ということですね。

これも理由は先ほどと同じ、できるだけきちんと口の中で音を響かせたいから、です。
何回も出てきている話ですが、これが基本なのです。

これをおろそかにすると、言葉がはっきりと聞こえないような発音になってしまいます。
よくアナウンサーさんが、「ア、エ、イ、ウ、エ、オ、ア、オ」と
発音の練習をしているのも同じ事ですね。

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まとめ

声を出す、ということはすなわち、
声帯で音を発生させ、口腔内で音を響かせているのです。
母音の口の形をしっかりと作って、はっきりと発音するのがポイントです。


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