Coccoさんの歌い方、歌唱力を解説


こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。

今回は、コメントでリクエストを頂きました、
Coccoさんの歌声解説を書いてみます。

Coccoさんといえば。
2001年のMステ出演後、一時期音楽活動を休止されて、
徐々に復帰されていますね。

あまりメディアには多く登場されないイメージがありますが、
コンスタントに音楽活動を続けられているようです。

個人的には、すごいどぎつい詩を書いてくる人、
というイメージを勝手にもっていますが。。
たぶん、「強く儚い者たち」の印象が特に強いんだと思います。

歌声も、しぐさも、
どこか儚さと危うさを感じさせる印象。

そんなCoccoさんの歌声解説。



強く儚い者たち

では聞いてみましょう。
Cocco「強く儚い者たち」

Coccoさんの歌唱力1 つまりながら出す声

この曲、1997年ですので、
まだCoccoさんがメジャーデビューして間もない頃ですね。

このころ特有の歌い方だと思うのですが、
詰まらせながら声を出す感じが特徴的です。

わかりやすいのは
0:41あたり「出たのね」
0:55あたりからのBメロ「この港は・・・」

このあたりが、
「で『え』たのね」
「この『お』港はいい所よ」
など、少し詰まるような発声になってます。

おそらく、エッジボイスを混ぜようとして
声帯を締めすぎてしまっているのだと思うので、
単純にエッジボイスができてない、ということなんだと思うのですが。。
ねらってやってたらごめんなさい。

ただ、つぶやくようにポツポツと歌う感じのなかに、
この詰まるような声の出し方が混ざってくることで、
なにかを訴えかけるような印象が強まるように思います。

ねらったにせよ、ねらってないにせよ、
この曲に与える印象として重要な要素になっていると思います。

ちなみに。
こうした「詰まるような声」は、
特に声の弱い女性によく見られる傾向です。

ねらってないのに、歌の出だしや、音程の変わり目など
声帯の締め具合を失敗して声が詰まってしまう。

呼吸が浅かったり、
声帯のコントロールがよくなかったりすることが原因かと思います。

呼吸が浅いという方は、腹式呼吸をお試しください。

歌の基本!腹式呼吸をマスターしよう!ポイントは姿勢、丹田、横隔膜!?

声帯のコントロールは、
エッジボイスを練習するのが良いかと。
エッジボイスについては、こちらにも書いてます。

23.歌唱テクニック向上!しゃくりとフォール応用編

Coccoさんの歌唱力2 張りのある高音

で、その反面、高音は張りがあってきれいです。
1:17あたりからのサビ、全体的にそうですね。
詰まることもなく、ムリなく高音が出せています。

高音でかつ、声を張って声量を出す、
となると、息を強く吐き出しつつ
その強さに比例して声帯をしっかりめに閉める必要があるのですが。
そのバランスがちょうどよく取れている感じです。

低音で呟くように歌う声の出し方とは
バランスのとり方が変わってくるので、
この音域は得意な音域なんだな、という感じですね。

Coccoさんの歌唱力3 フレーズ最後の伸ばし方

1:34からのフレーズ「いられると想う?」
1:43から「とても弱いものよ」

このフレーズの終わりの伸ばし方、
すこし余韻が短いかな、という印象を受けてしまいました。
ほんとに少しだけ、なんですが。

ねらって短くしてるのかもしれませんが、
先ほど書いたように、声帯の締め具合のコントロールが少し弱かったところも考えると
伸ばそうとして伸びなかった、のだと思われます。

フレーズの終わり際は、すこし息を抜きながら
徐々に弱くするように伸ばすことが多いのですが、
以外とコントロールが難しいものです。

カラオケなどで歌っている際にも、
声が伸びきっていない人、多いのではないかと。
案外、自分では気づきにくいですからね。

最近のCoccoさん

もうちょっと最近の曲を聞いてみます。
Cocco「有終の美」

 

先ほどのような詰まったような声もなく、
伸びやかで自然な歌い方になってますね。

0:42あたりからのフレーズ「茜色」のところ。
「あか『ね』いろ」と一瞬だけ裏声を混ぜたり、
「あかねいろーぉーぉーぉー」と声量の強弱を見せたりして
テクニック的にもかなり攻めた歌い方。

僕なんかが簡単に言うのもおこがましいですが、
進化されていますね。

Coccoさんの歌声を例えると

Coccoさんの歌声を何かに例えてみようのコーナーです。

「クルミパン」とか、どう?

クルミパンって、素朴そうに見えて、
パンそのものの味と、クルミの香りとで
結構こった食べ物だと思うんですが。

僕、子供の頃はあんまりクルミパンのおいしさが理解できず、
味のない食べ物だなーと思ってたんですが。
大人になってから、クルミパンいいよね、って思うようになりました。

なんというか、乱暴に一言でいうと、味わい深い、というか。
大人になるとわかる味わい、みたいな。

すごく派手、というわけでもないんだけど、
根強い人気がある感じ。
Coccoさんの歌声を聞くと、
おいしいクルミパン食べたみたいなちょっとした満足感が得られます。

まとめ

ということで、Coccoさんの歌声解説でした。

ちょっと揚げ足取りのような内容になってしまいました。。
すみません。

こういう、細かい指摘ができる部分はあるんだけど、
逆にそれが、Coccoさんらしい雰囲気の一部になっているのが
すごいところなんだと思います。

今となっては、いい味わいだけ残しつつも
自然な歌い方ができるように改善されている。
さすがデビューして20年経っているだけの経験があります。

これからの活動にも期待ですね!

それではまたー。

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