16.発表の場が欲しい!ライブとか発表会はどうやって参加するの?

hall
歌を習ったなら。
実際に発表をしたい!と思う方が多いはずです。
多いです。多いですよね!

ということで。
今回はどうやってライブや発表会に参加すればいいか、
ということを書きます。

ちなみに、実際のライブや発表会ではなく、
ネットの方で公開をしたいんだ!という人は、
ネットの音楽共有サービスを紹介した記事
も参考にどうぞ。



16.1.音楽ジャンルによる違い

一口に発表の場と言ってみても、ジャンルによって違いがあります。
大まかに分けて書いてみます。

オペラや声楽の場合

このジャンルでは、主にコンサートホールなどで、
伴奏なし、もしくはピアノ伴奏ぐらいで歌うことが多いですね。
この場合は、たいていマイク等は使わず生声で、ということになると思います。

基本的には、教室で主催している発表会に出演するか、
コンクール、コンテストに応募して出場してみる、という流れが一般的でしょう。

演歌、歌謡曲の場合

このジャンルでくくられたライブをしているのもなかなかないですが。
基本的には、ボーカルスクールに通って、演歌を教わって、
その教室が主催している発表会やカラオケ大会に出演させてもらう、
という形で実現するのが多いかと思います。

後ろで演奏をしてもらえる場合も少ないかと思いますので、
カラオケで歌う、という機会が多くなるかなと思います。

もしくは、歌謡曲あたりであれば、ギターで弾き語りをしたり、
バンドを組んでやっている方もいらっしゃるでしょうから、
後述するそれ以外の場合と同様、ライブハウスでライブをする場合もあるかもしれません。

ジャズの場合

ジャズの場合、後述するそれ以外のライブとほぼ同様になるのですが、
毛色の違うものとしてセッションライブとかジャムセッションとか呼ばれるものがあります。

これは、基本的なコード進行というものが決まっているだけで、
あとの細かいところはみんなアドリブで演奏していく、というスタイルで、
その場でどんな音楽が奏でられるか、という臨場感を楽しむものになります。

ボーカルが入る場合はだいたい楽譜通りに進みますが、
間奏だけ各楽器がアドリブを入れる、というパターンで演奏されることが多いです。
なので、ボーカル部分は決められた通りに歌うことが多いですが、
こんな間奏知らないよ!という状況になりがちなので注意しましょう。

また、本来ボーカルの入っていない箇所に、アドリブで「タラタラー」とか入れたりすると、
周りの人に「おっ」と思われたりするかも。
音が外れてても、なんとなくカッコよかったら良いと思います。

まぁ、ジャズのセッションに出ようとする方でしたら、
そんなの言われなくてもわかってるよ!という話ですが。
逆に、知らなかった、興味わいた、という方は
勇気を出して出演してみてはいかがでしょうか。

それ以外の場合

それ以外、とくくりましたが、PopsやRockなど、基本的にバンドという形で演奏される音楽を想定して書いています。

この場合は、ライブハウスなどでやる、
いわゆるイメージしやすい「ライブ」をやることが多いです。

ライブハウスを自分で借りて主催するなり、
どこか別の組織で主催しているライブイベントに参加したり、
という形が一般的でしょうか。

ライブハウスを借りるだけでも結構お金がかかるので、
数バンド集めて順番にライブするジョイントライブという形が普通です。
みんなで参加費を出し合ってワリカンするわけですね。

有名になったり、ちょっとコネができたりなどして、
一つのバンドだけでライブができることもあります。
そういうライブをワンマンライブと呼びます。
あこがれますね。

16.2.主催するかしてもらうか

さて、各ジャンルそれぞれのライブの形を見てみました。
では実際にライブするにはどうしたらいいかと言うと、
自分たちで主催するのか、誰かが開催しているのに参加するのか、
大きくいうとその二択です。

自分で主催する場合

その場合は、まずはライブハウスやコンサートホールを借りないといけません。

主にどんなものがあるのかは検索してください、なのですが、
キャパとしてどれぐらいの人数が入るのか、というのと、
お値段がどれぐらいのものなのか、を押さえておく必要があります。

大体の相場観として、個人が主催するレベルのライブだと、
ライブハウスを一日貸し切りで10万~20万程度かと。
コンサートホールは僕はあまり詳しくないのですが、
500名程度の収容で、10万円程度のところもあるようです。

僕は大阪に住んでいるので、大阪でのなんとなくでの相場観を書いてますが、
東京だったらもっと高いのかも?
あと、もちろんライブハウスやホールの規模などにもよるので、一概には言えませんが。
有名なところ、大きいところを借りると、50万、100万するところもありますので。

参加する場合

どこかのライブに参加する場合は、以下のようなパターンが考えられるでしょうか。

  1. 教室に通い、そこが主催している発表会やライブに出演する
  2. 社会人サークルに参加し、開催されるライブに出演する
  3. ライブ参加募集に応募する
  4. コンテスト、コンクールに応募する

2~4番は、ネットを検索しても色々と出てきますので、
良さげなものに参加してみてはいかがでしょうか。
カラオケサークルなどは、地域情報誌なんかにも時々載っているようです。

ただ、知らない人たちばかりの所に飛び込んでいくので、なかなかハードルが高いかと思います。
音楽をやっている友達の繋がりで入れると入りやすいかも知れません。
そういう繋がりがなければ、知り合いを作るためにボーカルスクールに通う、というのもアリかもしれませんね。

16.3.リハーサルをしよう

ライブ出演に際しては、リハーサルがある場合もあります。

コンクールのような一発勝負のものや、カラオケ大会などではリハーサルがない場合も多いですが、
ライブハウスでやるライブや、声楽の発表会などでは、
午前中にリハーサル、午後から本番、という流れも多いです。

リハーサルをする一番の目的は、
現場で音を出してみて、どういう風に聞こえるか、
普段の練習とどう聞こえ方が違って、どう注意しないといけないか、
というのを確認するためにあります。
決して演奏の練習をする場ではありませんのでお間違えないよう。

コンサートホールの場合

声楽の発表会など、コンサートホールで開催されるもので言えば、
普段の練習スペースで声を出すより、断然音が響くかと思います。
ただ、ホールによって響きやすい、響きにくい、とか、
客席には響きやすいけど舞台上では響きにくい、とか、
いろいろと特性があったりするものですので、実際にやって聞いてみてください。

と言いつつも、舞台に立っていると舞台側の音しか聞くことはできません。
誰か客席側で聞いてもらう人を置くか、
自分で録音できる機械を持って行って、客席側で録音するか、が良いかもしれません。

また、一人ではなく、複数人数でコーラスをする際などは、
ほかの人の声の聞こえ具合などもあります。
生声でやる場合はこの調整は難しいのですが、
基本的には同じパートの人は同じ列に固まって並ぶなどして
同じ音の人同士が聞こえやすくする配慮をするかと思います。

できるだけ間を詰めて並ぶ、あるいは逆に離れて並ぶなど、
並び方にも気を配れるといいですね。

ライブハウスの場合

ライブハウスでライブをする場合は、
基本的にはPAと呼ばれるスタッフの人が付いてくれます。
Public Addressの略です。
音量、音質の調節など、音響関係のことを全てやってくれる人です。
特にリハーサルの間は、PAさんときちんとコミュニケーションをとっておきましょう。

基本、ライブの場合では舞台上の演奏者に向けて音を出すスピーカーと
客席側に音を出すスピーカーの二種類があります。
演奏者側の音を中音(なかおと)、客席側の音を外音(そとおと)と言います。

ライブ中はかなりの爆音で音が鳴るので、自分の歌っている声は絶対に聞こえません
ですので、中音を出すスピーカーを使って、自分の声を返してもらいます。
この、演奏者側を向いているスピーカーをモニター、そこから出してもらう音を返しと言います。

モニターから返してもらう音が聞こえない場合、
自分が正しい音で歌えているかどうかが全く分からなくなります。
また、無理して大声を張り上げようとしてしまいがちになり、のどを痛める原因にもなります。
ですので、返しが聞こえない場合はPAさんに、もうちょっと返してください、と要望してみましょう。

まとめ

歌を発表したい!となった場合。
どんな音楽ジャンルで、どのような形式で発表したいのか、
まずは決めないといけません。

ボーカルスクールに通って、そこの発表会に出るのが近道かもしれません。
あるいは社会人サークル、地域のカラオケサークルに入るパターンや
ネットでの出演募集に応募してみるのも手です。

いずれにしても、しっかりと練習をして
リハーサルもそつなくこなせると、
より楽しんで発表ができること請け合いです!

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