3.歌の基本は呼吸から

breath
呼吸は基本です。
生きていくためにも基本です。ですよね!

では、みなさん、呼吸ってどうやりますか?

いや、それは息を吸って、吐くんだろうと。

では、息を吸うとき、
どこの筋肉をどう使って、どうやって空気が入ってきますか?
息を吐くときは?

ということを、意外とみなさん知らないものです。
普段、なんとなくやってできていることですからね。

この章では、呼吸の仕組みについて説明します。
これを知っていなくても歌を歌うことはできます。が、
歌うときに、なぜこの呼吸法なのか?ということに関わる基本的な内容ですので、
ぜひ押さえておくことをお勧めします。



3.1.呼吸の仕組み

呼吸。
それは生きるために不可欠な行為。
さらには、歌うためにも不可欠な行為です。

呼吸のために必要な器官。
それは、「」ですね。
これ。
lung
簡単に言うと、肺がふくらむと空気が入る、
肺がしぼむ空気が出る、
これが呼吸の仕組みです。

なんだ簡単なこと。

しかし、ここで問題があります。
実は、肺は筋肉ではありません
つまり、自分から動くことができません。
ただの空気を入れるための袋のようなものだと思ってください。

え、じゃあ、どうやって肺はふくらんだりしぼんだりするの?

答えは、周りの筋肉に助けてもらう、です。

肺の収縮を助ける方法は、大きく分けて二つあります。
それが「胸式呼吸」と「腹式呼吸」です。

3.2.胸式呼吸とは

胸式(きょうしき)呼吸とは
胸のあたりの筋肉を収縮することで、肺のスペースを調節する方法です。

もう少し正確に言うと、ろっ骨の、アミアミの間にある肋間筋(ろっかんきん)
という筋肉を使い、ろっ骨を広げることで肺を膨らませ、
逆にろっ骨を縮ませることで肺も縮ませる、という具合です。

kyosiki
青い部分がろっ骨だと思ってください。
それが上下することで呼吸します。
手書き感がいいですよね!いいですよね!!

スポーツをした時など、素早く呼吸を繰り返しているとき、
いわゆる肩で息をしている、というのはこの胸式呼吸と呼ばれるものです。
呼吸が浅くなってもいいから素早く息を吸って吐きたい、というときに無意識に使われているものです。

また、女性は普段から胸式呼吸になっている人が多い、とも言われます。

3.3.腹式呼吸とは

対して腹式(ふくしき)呼吸とは。
おなかのあたりの筋肉を収縮することで、肺のスペースを調節する方法です。

もう少し正確に言うと、内臓と肺の間あたりにある「横隔膜」という筋肉を使います。
横隔膜を上に押し上げると、肺をしぼませることになり、
逆に横隔膜を下に下げると、肺が膨らむことになります。

fukusiki
肺の下のドームみたいなやつが横隔膜です。
これを上下させることで呼吸します。
手書き感が本当にいいですよね!いいですよね!!

リラックスしたとき、あくびをするときや寝ているときはこの腹式呼吸になりやすいです。
また、ヨガや座禅で用いられるのもこの呼吸法で、
神経を落ち着かせ、集中したいときに用いられる呼吸法でもあります。

胸式呼吸に比べると素早い呼吸がしにくいですが、
息の量、とくに吐く息の量を調節しながら吐きやすいため、
歌を歌うには必ずこの腹式呼吸で呼吸をするのです。

まとめ

呼吸には大きく分けて二つ、「胸式呼吸」と「腹式呼吸」があります。
歌を歌うには、「腹式呼吸(ふくしきこきゅう)」を使います。
横隔膜を使って肺に空気を出し入れする方式ですね。

次回は、実際に腹式呼吸のやり方を解説しようと思います。


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