61.練習を頑張りすぎると逆効果?歌った後にしばらく寝かす練習法

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どうも、ボイストレーナーのでんすけです。

今回は、練習を頑張らない!というテーマでお送りしようと思います!

いやいや、練習は頑張るもんだろ、とお思いかもしれませんが、半分正解だけど、半分異論を唱えたい。

必死こいて練習するだけが練習ではない!
今回はそんなことを書いてみたいと思います。

ちょっと脳の動き的な話が出てきますが、正直なところ、脳科学的に正しいのかどうかはわかりません。
ただ、僕が聞きかじった脳科学の話と、僕自身の経験則から推測した内容も含めて、おそらくこんな風になっているんだろう、ということを書いています。

練習の参考として、あるいは練習の合間の読み物として、こんな考え方もあるかな、と参考にしていただければと思います。
それでは参りましょう。



61.1.そもそも練習しなくていいの?

まず最初に誤解の無いように言っておきますが、別に練習しなくていいわけではないですよ。
練習はしてくださいね。

特に、基本的な声を出す練習などは、あんまりやらない期間が続くとそれはそれで鈍ってしまうので、ある程度はやっておくべきです。

問題は、難しい声の出し方。
出しにくい音域の高い音、低い音。
テンポが早くてリズムのとりにくい曲。
しゃくり、フォール、裏声やデスボイスなどの難しいテクニックなど。

こういうの、できない、できない!となって、ちょっとムキになって練習してしまったりしませんか?
このムキになってる状態。今回のポイントはこれです。

61.2.難しい練習は脳の試行錯誤

難しいことをやろうとしている、ということは、普段使わない神経や筋肉を使おうとしている、ということです。
これ、脳にとっては結構な負担になっている、はずです。

例えば、「高い声を出せ!」と思っても、普段使わない筋肉を動かすわけなので、体がどう反応していいかわかりません。
すると脳が、「え、誰にどう指示出したらいいの?」となります。
もっと具体的に言うと「どの筋肉にどう動けと言えばいいの?」という状態です。
そこで、試行錯誤をするわけですね。

「高い声が出せた!」というのは、この試行錯誤が上手くいった証拠なわけですね。
喉の周りの筋肉にとっては、ウルトラCの技みたいなものなので、
できるまでに時間がかかったり、できた、できないを繰り返すことになります。

先ほど出てきた、ムキになって練習している状態、というのは、
この試行錯誤によってできたりできなかったりする状態が続いている、ということですね。
むしろ、できないことが8割ぐらいかもしれない。

61.3.混乱する脳を休ませる

で、頑張って練習してあげると、「なんとなくできたか?」「あ、今のできたんちゃう?」みたいになったりします。
この「今のできたんちゃう?」がポイント。
脳はこの瞬間を覚えています。

・・・たぶんね。脳に聞いたことないからわかんないけど。僕の経験則です。
でもこの、できた!の感覚を何度も味わっておくのが大事。

練習している途中の段階では、できた!は、できない!という感覚と入り混じって、ごちゃごちゃした感覚になっています。
できた瞬間は何度かあったけど、結局ほんとにできるようになったのか?という状態。

この、できたんだかできてないんだか、いまのどうやったらできたの?とかいう情報が錯綜している状態。
これが、練習直後の状態です。

で、ここでいったん寝かせるという話が出てきます。

脳は、休んでいたり寝ていたりするときに、必要な情報と不要な情報を整理して、必要な情報だけを残す、という作業をしている、と言われます。
・・・これは僕の聞きかじりの脳科学情報ですが。
科学的に正確な表現はできていないとは思いますが、大まかにはあってるはず。

なので。
しっかり練習した!と思えた後は、しばらく、1日2日とか、間を開けてから練習しなおしてみて下さい。
なんなら1週間ぐらい開けてもいいかもしれない。

するとあら不思議。
以前より楽に声が出せるじゃありませんか!

要するに、できない!となっていた感覚はいらない情報なので捨ててしまって、
できた!という感覚だけを覚えておいていてくれるわけです。
脳が情報を整理してくれたおかげで、次からは「できた感覚」だけを再現することができる、ということ。

・・・まぁ必ずしもこんなに簡単にいくとは言い切れませんが。。
ただ、毎日練習してるのに声出ねえよ!となっているのであれば、いったんあきらめて休憩してみると、パッとわかることもあるはず。
僕もそういう経験があるだけに、あながち間違っていないと思うのです。

まとめ

ということで、頑張って練習するだけが練習じゃない、という話でした。

頑張ることはいいんですが、毎日毎日練習してるのにできるようにならない!とスランプ気味の時は、
ちょっと勇気をもってその練習を休んでみる、あるいは他の練習に切り替えて忘れてみる、
そういう対策も効果があるかもしれません。

間違っても、サボっていい、という意味ではないですからね!
練習をしてから寝かす、ということです。

これは、歌の練習に限った話ではないですけどね。
他の楽器の練習や、勉強などにも同じことが言えると思います。

熟成させる、ということですね。

それではまたー。


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