場面を転換するコード、セブンス、sus4
場面転換。
四字熟語、
空前絶後(?)
場面転換とは
場面転換って、僕が勝手に使ってるだけなんですけど、音楽用語としては存在してないんですかね?
わかりやすい例で言えば、AメロからBメロに切り替わるタイミング、とか。
Bメロからサビに切り替わるタイミング、とか。
スムーズに別の雰囲気に切り替えたいとき、ありますよね。
それを、場面転換と呼んでいます。僕は。
なんか、正式な呼び方あるんですかね?
教えて、エラい人!
で、場面転換する例ですが。
例えば、
Ⅳ→Ⅴ→(ここまでがAメロ)→Ⅰ→Ⅰ→(ここからBメロ)→Ⅳ→Ⅴ→Ⅵ
のような進行で見てみましょう。
ヘ長調にしてみましょう。
(ダイアトニックはFM7、Gm7、Am7、B♭M7、C7、Dm7、Em7-5)
Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ→Ⅰ→Ⅳ→Ⅴ→Ⅵを並べると
B♭→C→F→F→B♭→C7→Dm。
こんな感じです。
間にルートのFの繰り返しがあって、まあ場面が変わってるのかなーという感じでしょうか。
7コードを使って場面転換
さて、Fの連続だと何となく味気ないと思った方。
そんな方のために、ちょっとしたテクニック。
7を付けよう!
B♭→C→F→F7→B♭→C7→Dmのように、2つ目のFに7を付けると・・・
なんか、いい感じに泣ける曲になりそうですね!
これ、何のことはない、以前出てきたセカンダリードミナントなんですけどね。
ただ、Bメロ、と言いますか、途中の少し落ち着くというか哀愁のある場面というか、
なんとなく違う雰囲気にする場合に、サブドミナントから始めることもよくあります。
そんな時、場面転換中のコードに7をつけるだけで、簡単に泣き感を出せる。
ちょっと場面転換に味がないなーと思ったら、とりあえず試しに7をつけてみるといいのではないかと。
ダメだったらやめればいいだけの話ですのでね。
sus4を使って場面転換
さて、次。
sus4を使ってみましょう。
B♭→C→Fsus4→F→B♭→C7→Dmのように、1つ目のFにsus4を付けると
こんな感じになります。
はい、わかりましたかね。
「場面が動き出すー」の「すー」のあたりで少し浮揚感というか、なんとなく一瞬の明るさが出ましたね。
これ、sus4のよくある使い方です。
クリシェの一種、だと思えばいいと思うんですけどね。
下の譜面の、赤い音符だけ半音ずれていく、という感じです。
少し浮揚感があってからの元のトニックに戻って安定する、という感じで、
ちょっとした変化を演出するのに使いやすい進行です。
「さぁ、次行こう!」という前向きな感じになります。
クリシェに関しては、こちらの記事も参考にどうぞ。
まとめ
ということで、セブンスやsus4を場面転換に使ってみよう、という話でした。
ただ単純にトニック(ルートのコード)だけで場面転換をしようとすると味気なくなるので、
ちょっと味付けとして7をつけてみたり、sus4をつけてみると、
手軽に味付けができてお得ですよ、ということです。
セブンスを付けた後は、少し泣きの入る雰囲気に変わったり、
sus4を付けた後は前向きな明るい雰囲気に変わったり、
曲の流れが少し変わるので、上手く雰囲気に合わせて使うといいと思います。
それではまたー。
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— でんすけᔦꙬᔨボイストレーナー (@densuke_snail) March 9, 2018
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