【歌声解説】AAA西島隆弘さん(Nissy)の歌い方、歌唱力を解説
こんにちは。ボイストレーナーのでんすけ(@densuke_snail)です。
今回は、AAA(トリプルエー)の西島隆弘さんを取り上げてみたいと思います。
AAA(トリプルエー)のメンバーの一人。
最近はNissy(ニッシー)としてソロ活動も多いですね。
うちのブログでもメッセージを頂いて、
Nissyの歌声解説をリクエストして頂きまして。
そんなわけで、今回はNissyを書きます。
若い女性を中心に人気のNissyですが。
イケメンやからね。
なんでもイケメンに限るんやね。
僕もイケメンだったらなぁ。
べ、別に悔しくなんかないからなっ!(悔しい
そんな西島隆弘さんの歌声解説。
まだ君は知らない MY PRETTIEST GIRL
では、聞いてみましょう。
Nissyこと西島隆弘「まだ君は知らない MY PRETTIEST GIRL」
Nissy(西島隆弘さん)の歌唱力1 揺らす声
個人的に、Nissyの歌い方で一番特徴的なのは
声を頻繁に揺らしてくること、だと思ってます。
0:53あたりからの、「Pretty Girl!」のコーラスの後のAメロ。
「『そ』わ『そ』わしながら」
特にはじめの『そ』のほうがよく揺れてます。
ごく短くかけているビブラートですね。
また、「そわそわしなが『ら』」の最後の『ら』
ここもビブラートがかかっています。
一般的によく用いられる、フレーズ終わりの伸びにかけるビブラートです。
あと、これは正確にはビブラートとは呼ばないと思いますが、
1:19あたりからのフレーズ「目そらすけ『ど』」
この『ど』も、揺らしながら音程を落としていきます。
「どぉぉー」と3段階ぐらいに分けて落ちていってます。
微妙にわかりにくいかもしれないので、ちょっとやってみました。
前半が揺らさずに音程を落とす「どぉー」と2段階になってるパターン。
後半が、「どぉぉー」と3段階ぐらいに揺らすパターン。
微妙に揺れている感じ、わかりますかね。
あと、最後にもビブラートかけています。
随所にこうした「揺れ」を入れ込むのが、Nissyの歌い方の特徴です。
これによって、セクシーさ、甘い感じ、ちょっとした儚さ、
そんなのを感じさせるような歌い方になっています。
こういった、細かく揺らす歌い方、
どうすればできるんだよ、という話ですが。
のどぼとけのあたりを揺らすことができれば、できます。
こちらの記事でも紹介していますが。
テクニックを身につけて歌唱力を上げよう!ビブラート編
のどに手を小刻みに当てながら
「ワーレーワーレハ ウチュウジンダ」
とやる、あれ。
あれを、手を使わずにやる感じです。
お試しあれ。
Nissy(西島隆弘さん)の歌唱力2 甘い声
甘いマスクにダンスもできる。
そして甘い声。
あまーーい!
・・・一部、映像が乱れました。失礼しました。
この甘い声、ですが。
息を多めに出すことで柔らかい声にしているためです。
1:00あたりからのフレーズ「現れた君は 『Yeah-』」
この『Yeah-』がわかりやすいと思うのですが。
すーっと息を抜いていく感じの声になってますね。
この息を抜く感じの歌い方、
特にAメロの音程が低めのところでは多用しています。
逆にサビなどの音程が上がる所では
息を抜く感じではなく、はっきりとした発声で
声を張るように歌っています。
この息の抜き具合のコントロールもNissyの特徴のひとつかと。
Nissyならでは、というわけではないですが、
うまくコントロールされている、という感じです。
同じように声を出そうとしても、
息の抜き具合ひとつで声の質、声色が変わります。
そんなことを書いた記事もありますので、よろしければ参考に。
表現力の幅を広げよう!かんたんに声色を変えて声を出す方法
Nissy(西島隆弘さん)の歌唱力3 高く響く声
Nissyの声の特徴をもうひとつ。
低音がどっしりしている、というよりは、高く響く声だということ。
低い音程が出せていない、ということではなく、
どちらかというと高い音程が抜けがよく聞こえる。
キラキラッとした声に聴こえます。
もちろん、リバーブやEQなどの操作の影響もあるでしょうけど、
それにしても、もともとの歌声がそうなってないと
うまく抜けがよく聞こえてきません。
こういう声だからこそ、
明るめでポップな印象の歌と映像に合うんだと思います。
元々の声質がそう、ということもありますが、
先ほど出てきた「息のコントロール」がきちんとできていることもあって
高音を出した時に張りのある声を出せていることが、
きらきらした声になっている要因の一つだと思います。
いや、でもこれは有村架純さんの可愛さのせいかもしれないぞ(何
高音に関しては、こんな記事もどうぞ。
・高い声が出したい!高音を発声するコツ
・高音が安定しない人のためのトレーニング!裏声も地声も鍛えよう
Nissy(西島隆弘さん)の歌声を例えると
Nissyの歌声を何かに例えてみようのコーナーです。
「韓流スター」ですかね。
・・・この例えはどうなんだろう。。
いや、例えというよりも、
K-POPの歌い方ってなんとなくこんな感じだな、と思ったんです。
ところどころ、K-POPっぽい。
声を揺らす感じとか、
すこし日本語を崩しながらリズミカルに歌ってるからか。
逆にそういう印象を持つぐらい、
K-POPがこういう方向性で力を入れてきているからなのか。
ま、でもNissyの方がカッコいいけどね!
いや違う、俺の方がカッコいいけどね!(黙れ
まとめ
ということで、Nissy(西島隆弘さん)の歌声解説でした。
声の揺らし具合と、息の抜き具合。
このあたりのコントロールがNissyの特徴ですね。
きらきら感のある歌声で
女子との恋愛を踊り付きで歌うスタイルが
Nissyが女子ウケするスタイルなんでしょうかね。
正直、今回の歌声解説で繰り返し動画を見て、
ほかの曲のMVも見たりなんかしたんですが、
男子が見てるとなんか恥ずかしいです。
なんか、かゆい。背中とかかゆい。
ちなみに、僕はイケメンではなく、フツメンです。
残念でした。
それではまたー。
何かわかんないけど、Nissy関連のキャラクターグッズもあるらしいよ。
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— でんすけᔦꙬᔨボイストレーナー (@densuke_snail) March 9, 2018
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